佐伯祐三

《郵便配達夫》1928年

大阪中之島美術館

 

 

~.♪:*~.♪:*~.♪:*~.♪:*~.♪:*~.♪:*~

 

 

 

 

 

☆こちらの記事↓の続きです☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

先日、

 

東京・竹橋

東京国立近代美術館にて

開催中(~8月25日)の

 

 

 

 

TRIO パリ・東京・大阪

モダンアート・コレクション

 

 

 

を鑑賞して参りました。ニコニコ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

↑こちらの記事に引き続き

印象に残った作品の記録ですニコニコ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マルク・シャガール

《夢》1927年

パリ市立近代美術館

 

 

シャガール作品は学生時代の昔から

もう何度も展覧会で拝見していて

大好きですニコニコキューン飛び出すハート

 

 

↑こちらの作品も

油彩画なのに

水彩画か水墨画のような

色彩の濃淡が美しく…

 

「夢」を描くに相応しい

雰囲気を醸し出しています

 

 

こちらの作品、

絵葉書も購入したのですが

 

 

↓こちら

 

 

 

 

 

やはり、当然のことながら

実物を写したものの方が

色彩の濃淡は深みがあって

絵葉書より見応えがありますね泣き笑い

 

 

 

☆再掲☆

 

 

中央に描かれる

うさぎのようなろばのような動物と

その背に跨り仰け反る女性…

 

画面左下には月が

そして画面上部には地面が

 

天地逆転している様子が

描かれています

 

 

 

「夢」と「幻想」について

 

「夢」は「幻想」なのか??とか

「幻想」とは何なのか??とか…

 

とりとめもなく思い巡らしてしまう

…そんな作品ですキューン飛び出すハート

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

先週半ば、マティス展を訪れましたが

こちらの展覧会にもマティスの作品が

展示されておりましたニコニコ

 

 

↓↓↓

 

 

 

 

アンリ・マティス

《椅子にもたれるオダリスク》

1928年

パリ市立近代美術館

 

 

 

人物(モデルの女性)も然ることながら

やはり面白いのは背景やオブジェです

 

この↑椅子、きっとマティスの

お気に入りだったのでしょうね~飛び出すハート

 

などと思いながら、拝見しました。

 

 

先週観てきたマティス展でも

独特な椅子(「ヴェネツィアの肘掛け椅子」等)

が展示されていて…

 

マティスの背景やオブジェへの

こだわりを感じたばかりでしたので…

 

 

 

cf.

↑《ヴェネツィアの肘掛け椅子》

出典は『マティス 自由なフォルム』展図録より

 

 

関連記事はこちらです↓

 

 

 

 

 

 

 

マティスのこの作品のには

重要文化財に指定されている

萬鉄五郎の《裸体美人》

展示されていました真顔

 

 

 

 

↑画面右側の寝そべる女性像の画です。

 

 

1912年の作品、

東京国立近代美術館蔵。

 

こちらは↑高校生娘へのお土産に

購入した、メモパッドです。

 

萬の裸婦は、このメモパッドの

表紙に使われています。

 

因みに画面左側の裏表紙には

マティスのオダリスク(画面上)と

萬の裸体美人(画面真ん中)、そして

モディリアーニの裸婦※(画面下)が

それぞれ描かれています…

 

 

※アメデオ・モディリアーニ

《髪をほどいた横たわる裸婦》

1917年

大阪中之島美術館

 

 

余談ですが…

こちらのメモパッド

 

 

高校生娘には「…真顔

 

「ちょっと使いにくい絵柄だから

気持ちだけもらっとく…ほっこり

 

と、丁重にお断りされたため

ワタクシが自分で使用することに泣き笑いあせる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

女性の美を描いた作品で

印象的だったのは、

やはりこちら…↓ベル

 

 

 

 

マリー・ローランサン

《プリンセス達》1928年

大阪中之島美術館

 

 

 

ローランサンの描く

柔らかな女性像が昔から大好きで

 

学生時代に購入したグッズ、

今でも大切に持っております

(ローランサンの描いた女性が

プリントされたハンカチです)

 

 

そんな訳で…今回も、

絵葉書購入しました☆

 

 

 

 

↑絵葉書です☆

 

 

 

いわさきちひろさんの絵に

通じる何かを感じます…飛び出すハート

 

因みにちひろさん作品も大好きですラブラブ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お次は、

 

 

正直よくわからないのですが、

印象的だった作品。↓

 

 

 

 

 

 

 

岡本太郎

《コントルポアン》

1935/1954年

東京国立近代美術館

 

 

 

「コントルポアン」とは、

フランス語で“対位法”のこと。

 

 

…対位法。

 

音楽用語ですね~キューン飛び出すハート

 

 

図録によりますと、

 

「作曲技法の一つで、

複数の独立したメロディを

調和させるテクニックのこと」と。

 

 

Wikipediaよりも簡略に

かつ、わかりやすくまとめて

くださっているので

こちらにもお借りしました(笑)

 

 

 

 

さて…

 

その「対位法」ですが…

 

 

☆再掲☆

 

 

この作品が、なぜ「対位法」なのか…

 

 

私にはさっぱり~です(笑)

 

 

 

 

 

岡本太郎さんと言いますと

大阪・万博記念公園の

「太陽の塔」が有名ですベル

 

 

 

 

太陽の塔

↑画像は「太陽の塔」オフィシャルサイトより拝借m(__)m

 

 

詳細はこちらです↓

 

 

 

 

今回初めてこちらのサイト↑を

覗いてみましたが、

「太陽の塔」に込められた意図を

丁寧に解説くださっているので

 

なるほど~

そういう作品だったのね~

 

と感動が新たになりました

 

 

 

で、《コントルポアン》

「対位法」…です。

 

 

☆再掲☆

 

 

抽象の中に、生きた躍動がある、

 

ということは感じるのですが…うーん

 

 

 

例えば、右側に描かれたものが

「赤」く矢印のように

上を向いている点、など…

 

 

でも、これがなぜ「対位法」なのか

ということはやはりさっぱり…あせる

 

 

もしかして、雌雄を表しているのかな、

とか、(左側が雌で右側が雄)

 

妄想は膨らみますが(笑)

 

 

 

ひとまず、理解は諦めて、

寝かせておきます…泣き笑い

 

 

 

 

 

 

 

同じく、

理解も共感も及ばない作品に

音楽的なタイトルがつけられた

ものがありました

 

 

 

 

菅野聖子

《フーリエ変換(プロコフィエフ 束の間の幻影)》

1978年

大阪中之島美術館

 

 

 

プロコフィエフの音楽を

周波数解析すると、

こうした色と画像になる…

 

ということなのでしょうか??うーん

 

 

そもそものプロコフィエフの

作品をあまり好まない私です…泣き笑いあせる

 

 

 

印象的ではありましたが、

作品を撮影するまでに至らず…うーん

 

 

↑こちらの画像は

同行の大学生長男が

ミュージアムショップで

「ほしい」と言ったため

購入した絵葉書を

私に撮影したものです

 

 

長男の心には、こちらの作品

刺さったようですニコニコキューン飛び出すハート

 

 

 

ホント、作品が「刺さる」って

 

ひとそれぞれ…

 

そして、同じひとりのひとでも

その時その時で「刺さる」かどうかが

違います…

 

 

波長、といいますか…

 

 

その意味でも、

作品との「出会い」は

まさに一期一会です…キューン

 

 

 

 

 

 

 

さて…

 

 

こちら↓も、岡本太郎さんの

《コントルポアン》と同じく

 

《コントルポアン(対位法)》と

名付けられた作品です↓

 

 

 

 

 

 

 

ファウスト・メロッティ

《対位法no.3》

1970年 ステンレス

大阪中之島美術館

 

 

 

 

図録から解説?を引用しましょう~

 

「均等に区切った格子の中に楕円形、

球、直線と曲線を配列した繊細な造形は、

それぞれが呼応しあい、装飾的なリズムを

刻みます。作品タイトルにある「対位法」とは

作曲技法の一つで、複数の独立したメロディを

調和させるテクニックのこと。数学や物理学

だけでなく、音楽にも精通した作者ならではの、

唯一無二の世界観といえるでしょう。」

 

(本展覧会図録↓より)

 

 

↑本展覧会図録表紙

 

 

 

☆再掲☆

 

 

ステンレス製とのことで…

 

マテリアルとしては近未来的

なのですが

 

曲線の多用のためか、

「調和」に

あたたかみすら感じられて

 

印象的な作品でした…

 

 

 

「対位法」の持つ

様式美、みたいなものが

厳格に区切られた「格子」の中に

感じられて…

 

「対位法」が具象化されたら

こんな感じ、なんだろうな…と

 

思わせる説得力もありました

 

 

…刺さりましたキューン飛び出すハート

 

 

 

この作品(《対位法no.3》)が描く音楽は、

いったいどんな音色なんだろうな…

 

 

作者は、どんな音楽をイメージして

制作したのだろうかと、

 

対位法でフレージングの美しさ、

というと、やはり我らが

ヨハネス・ブラームス!!!

 

もしかすると、この作品は

 

ブラームスの交響曲

 

なのかもしれません

 

 

もちろん、既存の音楽ではない

理想上の音楽、ということも…

 

 

想像が膨らみます…キューン飛び出すハート

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

奈良美智

《In the Box》

2019年

東京国立近代美術館

 

 

 

最後は、「ポップとキッチュ」

というテーマのブースに展示されていた

奈良美智さんの作品を。

 

 

箱の中に居る(出てくる?)少女

 

なのですが…

 

 

この「箱」がまたテーマとして

惹き付けられました…

 

 

 

作品を一瞥するなり

私の脳裏に浮かんだのは

「細胞」です。

 

この「箱」は、

「細胞」なんだな、と。

↑私の勝手な解釈です~(笑)

 

 

細胞ひとつひとつに刻まれた

「個」みたいなもの…

 

分裂と再生を繰り返し

進化するもの

 

 

そんな熱量を感じ、

惹き付けられました

 

 

特に、この少女の瞳の奥に

描かれている何か

 

 

近付いて観たり

一歩引いて観たり

 

…しばらく、この作品から

離れられませんでした

 

 

そして、スマホに収めて

満足しましたニコニコキューン飛び出すハート

 

 

力強い作品でした

 

 

 

 

 

 

大学生長男に声掛けられて

急遽訪れることとなった

本展覧会でしたが

 

予想以上に刺激的な作品群で

 

大満足のひとときとなりました

 

 

 

会期は、8月25日まで

 

 

 

 

まだまだお時間ありますので

 

 

よろしければ、

足を運んでみてくださいねニコニコ音譜

 

 

 

 

 

 

 

 

東京国立近代美術館

公式サイトはこちらです↓

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここまでお付き合いいただき

ありがとうございましたほっこり飛び出すハート

 

 

 

 

 

いつもありがとうございます。ニコ音符

 

 

 

 

 

 

芸術のカミサマ…恋の矢

いつもありがとう花束音譜

 

 

皆さま、ニコキラキラ

いつもお付き合いいただきまして…

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