4月12日(金)西武1回戦(西武D)、2-1で勝ち。対戦成績1勝0敗。今井―東浜の投げ合いは見応えがあった。8回の逆転は代走川村の頭脳的なスライディングが光る。指揮官の用兵が奏功した。
8回1死2塁で柳田は前の3打席を反省し、じっくり球を見極めた。実績あるベテランなのだから、いつの打席でもこのように泰然自若で構えてほしい。そうすれば集中力は自然と増し、チャンスボールが来るのである。
逆に毎打席ブーイングの嵐を受けた次の山川は、タイムリーの単打で良い場面でもマン振りして、最後は見逃し三振に倒れた。冷静でいられなかっただろうが、プロの意地を見せてほしかった。結果が全ての世界である。
中村は、初スタメンで気合が入っていた。ここまで腐らずに待機していたベテランには頭が下がる。栗原がどん底のいま、なんとかしてオーダーを組み換えて中村の出番を作りたいところだが、指揮官は栗原に試練を与えてじっと成長を待っている。
2点目となった川村の走塁。3塁を回ったところで、やや外に膨らみながらダイビング。両手を広げながら頭から突っ込み、追いタッチで古賀が伸ばした左腕をかいくぐって、左の腕を伸ばしたように見えた。両手でホームベースをタッチしにいきながら、瞬時の判断で古賀のミットから遠いほうの腕を伸ばしたように見えた。正にプロの技である。
7回の1点は東浜の失投だが、甲斐の配球も悪い。低めに投げるはずのストレートが高く浮いたが、スライダーでアウトを重ねてきた投手に、ここぞの場面でストレートの要求。想定外の配球だった。ここでも外中心の組み立てが打者を踏み込ませてしまった。
明日も好調左腕同士の投手戦が予想される。
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