4月13日（土）西武2回戦（西武D）、11-2で勝ち。対戦成績2勝0敗。1番打者が6度出塁して5安打4得点、4番が満塁2発で8打点。先発が8回零封。論評のしようがないほど一方的なゲームだった。最後は母校の後輩が余計な失点をしたのが気に入らないが、プロ初先発で大目に見るしかない。
隅田は周東に翻弄された。初回のヒットさえ打たれなかったら、今日の大勝はなかったかもしれない。それほど周東の初回出塁は相手先発に与えるダメージが大きい。しつこくけん制しながら走られるし、間合いが長くなって自分のリズムを壊される。
何の因果か、1、3、5回の3度周東がトップバッター。それだけで神経をすり減らし、球数を増やして降板した。正に走る凶器。周東一人にしてやられた。
山川は、もしかしたらチャンスに弱い打者なのかと思い直し始めた矢先の6回、水上が0-2と追い込んだあと図に乗って投げたスライダーが高めに浮いた。8回は豆田が慎重になりすぎて四球を連発した挙句、高めにストレートを投げ込んだ。打った瞬間、どこまで飛ぶかと唖然とした。ガツンという打球音が聞こえ、ボールは高々と舞い上がる。昨日の大ブーイングを蹴散らす無慈悲な満塁弾連発。因縁の試合で、本人も留飲を下げた。
モイネロの好投が霞む周東と山川のケタ外れの活躍。桜吹雪が舞うデーゲームだった。
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