川崎が全治未定の怪我に見舞われたらしい。本多がいま絶好調だけに、なんとも痛い戦線離脱になる。
北京に行く前から川崎をはじめ、村田、西岡、稲葉、新井と故障持ちの選手が予定通り大陸に向けて出発した。彼らを無理して連れて行ったことがまずもって監督の責任ではないかと思う。
「行けるか!」「行けますっ!」そんな気合だけで用兵を考えるのが、指揮官として失格ではないか。所属球団、代表チームの両方に迷惑をかけるのは明々白々なのに、監督たるもの、使えない選手は連れて行くべきではない。ペナントレースでも同じ。
以前、阪神の川藤のことを書いたことがあったが、浪花節や根性でゲームメイクをされたら、見るほうは堪らない。
川崎にも言いたい。この数年、全試合出場がない。今年こそはと思っていたが、やはり五輪の前にも欠場したのではなかったか。チームのため代表のためと思うなら、勇気を持って辞退してほしいと同時に、怪我に強い選手になってほしい。
イチローの凄いところはそこである。めったに休まない。メジャーは方針の下に監督が休養指令を出すから欠場するが、日本にいたころは欠場など見た記憶がない。
北京での頑張りを評価する向きもあるが、それは違うと思う。まあ五輪の話は止めよう。
ホークスの次代を担う選手が、こうも毎年怪我をしていたら、後からついてくる若手の手本にもならない。小久保・松中の時代はそろそろ終わりに近づいている。川崎が引っ張っていかなければ、誰がいる? 自分ひとりの体ではないということを、より強く自覚してほしい。
川崎がデビューしたのは2002年だったろうか。三塁で手痛いエラーを何度も犯して、よく泣いていた。そのエラーで負けた試合もあった。この数年、若手で順調に伸びてきた唯一の選手だ。
仲澤、金子や明石もよくやっている。彼らが川崎を脅かすくらいに成長しないと、川崎の怪我グセ(といっては可哀想だが)は直らないのだろうか。
それともダルみたいに身を固めて、重いものを背負うほうがいいのだろうか。