6月21日、巨人3回戦(東京D)、延長12回、2-3で負け。敗因は主軸の不振と、最終回、佐藤-的山の舐めた配球にある。
松中は初回こそ打点を稼いだが、後は音なし。小久保も中継ぎの投手の失投を捉え切れなかった。ここに負けの主因がある。打てる球はあったのだ。それを痛打できないのでは失格。
杉内は9回2死ランナーなし、2-3から高めの速球を痛打された。これは何が原因か? NHKで解説の伊東氏が言っていたが、今日もっとも良かった内角低めのスライダーをファウルながらいい当たりをされたため、ウイニングショットに使うことをためらい、外角で振り遅れ三振を取りに言ったからだと思う。
しかし、信頼できる押さえがいれば交代の場面。杉内を責めるのはあまりに酷過ぎる。
延長に入り、ニコースキーが出たところでサヨナラを覚悟したが、しのいだ。10回の1死1、2塁での松中の併殺で、残る回と打順からから見て、勝てる要素は、松田の一発が出て、それを守りきれるかどうかだ、と予想した。
その松田がホームランを打ったあとの采配に疑問が残る。王監督は直後、的山に代打小斉を送ろうとしていたが、松田の本塁打で、的山に代打を出さずそのまま打たせた。さらに投手のところで代打・明石。左に投手を交代させた巨人に対して、代打の代打を送らなかった。その金子は予想通り見逃し三振。
1点を守りきれる抑えの投手陣ではないだろう。たとえ追加点が奪えなくても、押せ押せのシーンを作って、相手を心理的に追い込むべきだったと思う。
きょうの敗因の第一は主軸の情けないバッティングにあるが、次がこの12回表の一連の消極策。明石も金子も城所も、まだ一軍のベンチに座れる選手ではない。他にいない選手層の薄さがモロに出た。
さて佐藤誠の起用はどうか。19日のヤクルト戦で1イニングを完璧に抑えたピッチングをしたため、12回のマウンドになったと思う。同じ投球ができればよかったが、下位打者に対して安易に直球でいき過ぎた。やはり伊藤氏が、「このバッテリーは今年一度も組んでいない」と言っていた。佐藤の武器はスライダー。それを引き出せなかった捕手の責任もある。
佐藤の起用は、久米や小椋への信頼度が低いことを示している。采配の失敗とは思わない。的山は今年入った選手で佐藤は19日が今年初のマウンド。昨年から佐藤の球を受けている山崎か的場にしておれば、違った展開になった可能性もあるが、両ベテランバッテリーの、相手を舐めた配球が敗因のひとつにもなった。
しかし総じて考えると、馬原の不在に尽きる。彼がいれば、9回で終わった試合。現状では試合結果を受け入れるしかない。