[ハワイ] 島の家の初日に格闘したこと | 婆様のハワイ日記

婆様のハワイ日記

ハワイの片隅で生きるアメリカ人爺夫と日本人婆妻の老夫婦デコボコ日記です。

アロハ



気分はルンルン。


はやる気持ちを押さえながら、


レンタカーした軽のバンを走らせる。


そうだ、そうなんだよね、、、


だって、この日、この時のために、


この一年、老体に鞭を打ち、


爺と2人で必死で働いて来たんだから...


1年前に出会った、


我らの小さな家は。


もしかしたら、あれは夢で、


本当に現実に存在しているんだろうか...


そんな不安を抱えながら、


やっとたどり着いた我が家は、


草ぼうぼうだった。


玄関の引戸の、


カギを開けて中に入ると、


クモの巣と埃で、3人愕然とする。


よーく考えたらそりゃそうだよなと、


だって、あれから1年、


そのまま放置してたんだから。


さぁ、現実に戻って、皆で行動開始だ。


とりあえず掃除だ、掃除。


家中の窓を開けまくり


持っていってた古いタオルや、


部屋に置いてあったホウキで、


掃除しまくる。


ここでまさかのW氏(ヤツ)が役に立つ。


身長185はあるだろう巨体の力持ち。


そしてまだ50代。若い。


家の横に付いてある小さな納屋にある、


要らないものをどんどん出し、


片付けてくれる。


時差で3時間しか寝られなかった婆。


もうそんなことは言ってられない。


掃除の間に、


島の小さなスーパーで、


トイレットペーパーや食料調達。


魚が食べられないヤツのため、


今夜はバーベキューと決める。


こうして3人で休むことなく動き続け、


何とかその夜寝られる状態まで、


こぎ着ける。


まるでサバイバル(笑)


庭はまだ草ぼうぼうのまま。


魚ダメのヤツのために、


島に入る前にこれだけはと買って持ってきた、


BBQセットが役に立つ。


炭を起こし椅子を設置し、


肉を焼く、、、


その全てをやってくれたのは、


まさかのヤツでした。











ウグイスの声が聞こえる。

静かな島の夜。


夢にまでみた、


日本の初めての我が家での夕食。


爺と婆と、ヤツと3人、


草ぼうぼうの中でしたBBQ は、


一生忘れられないものとなった....



そうだよねって、


空の向こうのダイヤモンドヘッドに、


問うてみるが、


あまりにも遠すぎて、


今日もまたなんの返答もない。


続く。