アロハ
5月、
魚介類が一切食べられないと言う、
爺の親友アメリカ人W君と約10日間、
まさかの日本滞在が決まった。
もちろん日本語は一切ダメ....
こりゃ困った....
超物価高のハワイ、
普段、生活費節約のために、
ほぼ毎日炭水化物ばっかりで、
栄養失調気味な婆の、
年に一度の帰国の最大の楽しみは、
美味しい日本食を食べること。
日本食、そう大好きな魚介類♡♡♡
はっきり言って、
肉類は苦手。肉よりも魚が大好きな婆。
それなのに、、
魚介類が一切ダメな男との生活は、
想像すらできない、、、
困った、困った。
それに無理して買った我らの格安空き家は、
すこぶる田舎にある。
島なのだ。
ま、すこぶる田舎にあるからこそ、
庶民が買えた訳だけど(笑)
テイクアウトしようにも、
マクドナルドや、ケンタッキーなんか、
当然あるはずもなく、
調べてみると車で10分ほどにある、
一番近い小さなスーパーの閉店時間は、
な、なんと6時.......!
ヤバいぞ、ヤバい。
な~んにもない、田舎の島(笑)
と、帰国3ヶ月前から頭を悩ます、
この「Wの悲劇」(笑)
昨日仕事から帰った爺に、
もう一度詳しく聞いてみる。
彼は魚介は嫌いではなかったけど、
食べた後必ず何か、
リアクションが出るようになったと。
それはスープの出汁でもダメで、
どんどん酷くなり、
もう一切食べられなくなったと。
そして、食のコトを心配する爺に、
こう言ったと言う。
自分のコトは気にしないでくれ。
自分は料理するのが好きだから、
何でも自分が作って食べるから。
Youたちは、好きなものを食べに行って欲しい。
自分のために何か特別にすることは、
一切必要ないからと、、、
Wよ、気持ちはわかる。
でもね、
日本人のおばあさんは、
気を遣うんだよ. .....
その料理の食材だって、
免許がある婆が、
レンタカーするであろう軽自動車に乗り
スーパーへ買いに行かねばならんのだ。
6時までに(笑)
実家より車で1時間以上離れている、
ほぼ土地勘のないド田舎の小さな島。
どこにスーパーがあるのかも、
定かじゃない、自分たちにとっても新しい土地。
はぁ、、、大丈夫かなぁ....
風呂から出ても、
なんだかゆっくりできないな、、、
濡れた髪のスッピンの老婆のこの顔を、
晒したくはないし ...
ま、向こうもババアのスッピンなんぞ、
恐ろしくて、
見たくもないわな~ ハハハ'`,、('∀`) '`,、
はぁ........
と、窓の外に向かって一人ため息を付いてみる
が、ダイヤモンドヘッドは今朝もまた、
何にも言わず、
ただ黙って佇んでいるだけ ....
続く。