[ハワイ] 仰け反ったスーパーの時給 | 婆様のハワイ日記

婆様のハワイ日記

ハワイの片隅で生きるアメリカ人爺夫と日本人婆妻の老夫婦デコボコ日記です。

アロハ




一杯庶民の老夫婦が、

日本に格安空き家を買った。

これは今でも全く後悔していないし、

本当にラッキーだったと思っている。

もし、万が一、

最悪ハワイで暮らしていけなくなったら、

ここのアパートを誰かに貸して、

島の家に行ってもいい。

そんな選択肢なんかも広がって

精神的にゆとりもできた。

が、いつまでたっても、

ゆとりができないのは、金銭面、

そう、お金(笑)

ハワイに来てから20年以上、

4つの仕事を掛け持ち働き続けた。

コロナで仕事が無くなり、

この3年半初めてリラックスできた。

自分の人生の辞書になんか全くなかった、

まさかのブログや、そしてYouTube なんかを、

始められたし、

時間のゆとりもできた。

今まで忙しくて、

ほとんど見たこともなかった、

大きなダブルレインボーをゆっくり見上げ、

燃えるようなサンセットに胸を打たれ、

時間を気にせず、

ハワイというこの自然の素晴らしさも、

やっと堪能出来た。

そして念願の築40年と古いが、

自分達のアパートも、

爺が100歳になるまで続くローンは、

たっぷりあるが、何とか買えた。

「寝たい時寝て、起きたいときに起きる」

この悲願も達成できた(笑)



とりあえず、

先ずは年金貰うまで、後2年ほど。

フルタイムなんぞは到底無理だから、

週に3日ほどのパートを探そう。

今日が一番若い日。

明日になったら、もっと年を取る。

70代爺だっていつまで働けるかわからない。

収入が年金だけの暮らしは、もう目の前。

正直、生活は厳しい。

無理をせず、

いや、少々の無理をせねば、

庶民はやっぱり暮らしていけない、

ここハワイ....





働こうと思ったもう一つの大きな理由は...

時給(笑)

この前、元同僚達と集まった時、

どっかいいパートないかねぇ .....

なーんて、ぶつぶつ言ってた時、

そう言えば、さぁ、

今、○○スーパーで募集してるけど、

時給17ドル貰えるらしいよ。

えぇーーーー!!!

マジかよ!!!

思い起こせば、20数年前、

ハワイの最低賃金は6ドル代だった。

忘れもしない、

何ヵ月かしたウエストレスのパートは、

この最低賃金の6ドルプラス、チップだった。

全米一生活費が高く、

全米一給料が低い、ハワイ.....

それからも、もっと凄い話が出る。

○○居酒屋さんでも夜のパート探していて、

時給20ドルくれるって!!

な、なんじゃ~!!??

自宅に引きこもっている間に、

こんなにも時給が上がっていたとは....

お婆さんは驚き、

そして、金に、

いや時給に目が眩んだ。

さぁ、パートを探すぞ~~!!!


そうだよね?

って雲一つない青空の、

窓の外に向かって呟いてみる。

が、ダイヤモンドヘッドは

今朝もまた、何も言わず、

ただ黙って佇んでいるだけ....

続く。

(今朝のワイキキ)
(ダイヤモンドヘッド)