#なつかしの写真と缶 | やまとうた響く

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なつかしの写真

 少し前に行方不明だった昔のアルバムが見つかり、赤ちゃんの頃の写真や両親の若い頃の写真を再び見ることができ、その事を記事にも書いているけれど、私の祖母の懐かしい一枚もあった。




当然白黒写真だ。着物姿の祖母はこの今の私より少し若かったと思う。昔の人はずいぶん老けていたものだ。祖母は69歳で亡くなり、その時私は五年生だった。この写真の頃はまだ私が幼かったから65歳くらいかと思う。


随分長く写真が見つからなかったから子供達にもおそらく初めてかと思うけれど、子供達にとって、ひぃおばあちゃんのこの写真を送った。


めちゃめちゃレトロ!とか100歳くらいかと思った、などと失礼なことを言っていたけれど、実は祖母と私の歳の差は、私と孫のうたの年齢差と同じなのだ。今4年生だから、あと1年で私は死ぬ感じなんだな、と当時のことを思う。


今年で68歳だからいつどうなるかは分からないのだけれど、祖母よりはもう少し長く生きそうな気もする。今年の2月には三人目の孫のすばるも誕生したことだし、まだ孫達の成長は見ていたいと思う。


そしてこの祖母の写真には祖母とは別に懐かしいものが二つ写っていた。まさにずいぶん前に書いた記事の中にでてくる、いなせな祖母でキセルで煙草を吸っていて、灰皿代わりにしていた粉ミルクの缶と煙草を入れていたビガーと言うキャンディの缶が写っていた。




白黒の古い写真だから見えないけれど、私の記憶の中には灰皿にしているのは粉ミルクの缶で、女の子が同じ粉ミルクの缶を抱えている当時不思議に思った缶だった。そして煙草が入っているのはビガーと言う乳菓の缶だったことが鮮明に残っている。

前に記事に書いた時に調べてみて、灰皿にしている缶は、明治コナミルクソフトカードLだとわかった。私が生まれたのが1956年なのでその缶だろうと思われる。



そしてビガーの缶は以前調べた時には見つからなかったけれど、今回オークションでおそらくこれなのでは?と思う缶があった。最初は1000円で出品されていた。









確かこれなのだと思うけれど、サイズが小さい。15センチと12,5センチなので、私の記憶の缶よりひとまわり小さいのではないかな、と思えた。ちなみに明治こなミルクの缶の方はメルカリやオークションでも結構多く出品があったけれど、やはり私が思っていたより小さかった。けれどそれは私が小さかったから缶が大きく感じられたのかもしれないしそのあたりは謎のままだ。

そんなことを思っているうちに、ビガーの缶はあっという間に12500円になり落札されてしまった。



欲しい人は高額を出しても欲しいんだな、と思ったけれど、私も欲しかったな、と思う。このビガーの缶はいくら探してもその後は見かけない。いつか手に入ったらいいな、と思う。ただ私がイメージしているサイズがあればだけれど。

けれど今回は明治コナミルクソフトカードLの缶はお手頃価格で落札したのだった😆





そして先日届き、やはり小さいと感じたけれど、懐かしさに震えたのだった。

そして飾っておくだけではなく祖母の様にちゃんと役立て使おうと思った。けれど私は煙草は吸わないから、いつも一番よく目に付く使い方を考えて



チュール入れにした😆

あの写真に再び出会った結果もうひとつの懐かしい物も手元へとやってきた。祖母からのプレゼントの様に感じる。そのうちビガーの缶もプレゼントしてよ、と祖母に頼んでみようと思う。

 

 

 


 




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