舟を編む | やまとうた響く

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日々の出来事や想いを綴っています。エッセイ風に書けたら素敵なんだけれど。

 以前舟を編む、と言うタイトルではなかったけれど、このタイトルの映画を観ての感想の様な記事を書いたことがあった。去年の3月7日に投稿していたのであれからほぼ1年前だったんだな、と思う。




映画もほんとにいい作品だったけれど、それが今テレビのドラマになって放送されている。だいぶ前にドラマになることを知って楽しみにしていたのだけれど、ドラマもまた映画とは違う描かれ方だけれど素晴らしい出来だな、と思う。けれど言葉ひとつひとつを大切に扱いながら辞書に載せていく緻密な作業は変わることなく丁寧に描いてあり、毎週日曜日が楽しみでならない。







キャストは映画とはすべて違うけれど、これはこれで違和感なく楽しめる。映画との一番の違いは、映画では松田龍平さん演じる真締光也が主人公だったけれど、今回は映画の時は脇役だった黒木華さん演じる他の部署から移動してきた若い編集者岸辺みどりが主役になり、彼女の視点から辞書作りが描かれている。演じているのはドラマでは池田エライザ さんだ。


今回は映画の時の主役だった真締光也も登場するけれど脇にまわり、野田洋次郎さんが演じている。



映画の時の松田龍平さんの真締の特徴を損なうことなく程よい変人ぶりを演じられている。ドラマは全10話と映画より長く描かれるので、辞書作りのエピソードも多くそれに絡む登場人物達のエピソードも描かれていて見所は多い。

今4回目まで観た所なので、おそらく最終話までには辞書完成までが描かれるだろうから当分楽しめる。

この作品は小説を映画化したもので、著者は三浦しをんさんだ。名前だけは知っていたけれど、どんな作品を書く人かは知らなかったけれど、舟を編むはほんとにいい作品で他の作品も調べてみたけれど、ほんとに多くの作品があった。

その中の一冊にまほろ駅前多田便利軒と言うのがあった。これは今から13年前にやはりドラマ化されていて、これも好きなドラマだった。私好みの作品を書く人なんだ、と他の作品も読みたくなった。

たゆたえども沈まずもまだ読み終えてもいないのに、読みたくなる作品が次々と現れてくる。今のところどの本にするか多すぎて選びかねているので、まずは原田マハさん作品を読破してからにしようと思う。そうしているうちに是非読もう、と思える一冊が見いだせるだろう。

ちなみにまほろ駅前多田便利軒にも映画で真締光也を演じた松田龍平さんが出演していた。特にファンではないけれどどちらの作品も全く違う人物を味わい深く演じられている。




そういえばもうひとつ今観ているドラマ、ケンシロウによろしく、も松田龍平さんが主人公だけれど、まさに変幻自在、俳優さんはすごいな、と思う。久しぶりに映画、舟を編む、や、まほろ駅前多田便利軒をまた観たくなった。