出雲大社へ | やまとうた響く

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日々の出来事や想いを綴っています。エッセイ風に書けたら素敵なんだけれど。

昨日は少々遠出をして出雲大社に出かけてきた。遠出と言っても日帰りが可能な所だ。連休に遠出することもなかったし、いくらか連休より人手も少ないだろう、と少し前に予定を組んでいた。

けれど前の日から雨がふりつづき、日曜の朝も雨が降ったり止んだりの空模様で、予定していた出雲大社は今日はやめようかな、と思っていると、ここは天気がくずれていても出雲大社あたりは晴れるで、と、とーさんが言う。

とーさんは日頃から天気レーダーなんかを細かくチェックしているらしかった。少し前に彩雲の記事でとーさんが、大地震でも来るんじゃないか!?と言ったのも実はなにげなくではなく、雲の様子からそう感じたらしい。

あの時の彩雲はずいぶん長く消えなかった。彩雲はすぐに消えてしまうことが多いけれど、とーさんは雲が動いていない、と思い、地震雲にしても雲の動きがないらしく、その理由も何やら言っていたけれど、このなかなか消えない彩雲に地震の気配を感じてあんなことを言ったと知った。

幸い私の住む地域で地震は起きなかったけれど、金沢や千葉、先日は鹿児島で大きな地震があり、このあたりも時間差でいつ地震が起きるやら、ぞっとするばかりだ。

それにしてもとーさんが気候にやけに関心を持っていてチェックを欠かさず詳しいことに驚いた。地震の予測もできる場合がある、とも言っていた。

長年暮らしていてもとーさんのことは知らないことが多かった、と最近思う。とーさんが仕事を退職していつも 家に居るようになり、こんな一面もあったのか、と気付くことが増えた。さらに地震を特に気にするのも離れて暮らす子供達のことを心配してのことのようだ。(特に次女は東京にいるので心配している)ちょっと魔神か、と思ったことを申し訳なく思って反省している。よく理解もせずに💦

そんなことで、とーさんが出雲大社あたりは到着した頃には晴れてくる、と言う言葉を信じて出かけたのだった。うちを出た時には今にも降りそうで気も進まなかったけれど、出雲大社の神様に、地震で揺れに揺れる日本を守っていただきたい、と彩雲を見て以来そんなことを思っていたので天候だけには気が進まなかったけれど、重い腰を上げたのだ。

そして米子道、山陰道は山の中なので途中雨に見舞われながらも到着した頃にはとーさんが言っていた通り見事に快晴だった。


宍道湖と青い空


到着





大国主命




有名な構図だ

写真も多く撮りはしたけれど、どこもかしこも人が多く映り込むので記事にはあまり載せられない。

やはり大社と言うだけあって、注連縄を始めとしてすべてが大きく、その場に居るだけで気持ちが壮大になり呼吸も大きく深くなる。

願う前に日本の国体は守られている、と言う気持ちになり、すでに願わずとも感謝の気持ちがわく。

何度か訪れていて、その度にどっしりとした大きさに感動するけれど、大きさで言えば毎回私が一番感動するのは、社や注連縄以上に出雲大社に掲げられている国旗だ。

この大きさに毎回ぞわっとする。そして感動がわく。


こうして画像だけ見てもその大きさは伝わらないと思うけれど、畳、75畳分の大きさなのだ。それが大空にはためく姿は圧巻としか言いようがない。日本で一番大きな国旗ではないかと思う。

やはり日本人の私は出雲大社にこの国旗が毎日はためいていることが何とも嬉しく誇らしく感動する。こんな場所があるのだ、と安心するのだ。


少しだけ引いてみてもなかなか画像ではその大きさが伝わらないのが残念!実物を前にしたら間違いなく驚くと思う。


結局私は日本の無事を祈ったやらどうだったやら、ひたすらこの場所で感動し、感謝をし、なんとなく安心してその場をあとにしたのだった。



その後大きさ繋がり?でもないけれど出雲大社を訪れた時には必ず向かう日御碕灯台へ。



やはり大きい。何年か前に訪れた時と同じに佇んでいる。以前はこの灯台に登ることができたけれど、いまは補修工事中なのか何の工事なのか、中には入れなかった。





こちらも近づいてみるとぞわっとするほどの大
きさだ。西日本一の大きさで、石造りの灯台としては日本一なのだそうだ。明治の頃に建設されたらしい。しっかりと海を照らし舟を守ってくれている。

出雲大社を始めとしてこの地域と言うのは護りを担う場所に思えた。

最初家を出る時にはイマイチな残念な天候だったけれど、そんなことは忘れてしまうほどの快晴にも恵まれ、とーさん、今日を選んでナイスだったね、と思った次第。

もうひとつナイスだったのが、もし15日を、一週間先延ばしにしていたら💦



この影響をもろに受けて、中国道は大混雑するところだったかもしれない。G7広島サミットのことはまるで頭になかった💦超ギリギリだった。そういえば途中の宍道湖パーキングエリアに入った時、二台の警察車両が停まっていて、最初何かあったのか、と思ったけれどG7広島サミットに向けて様々な警備の準備だったのだ、とわかった。

とーさんもまだ現役だったら隣の県だし(全国から警察官は集められるけれど)大変だったろうなぁ、と少しほっとしたけれど、ほっとできるのは、今まさに身を粉にして警備にあたる多くの警察官のお陰だ。

見えない所で日本、そして日本で暮らす私達は守られている、と感じた旅になった。