今の時期は冬のドラマが続々最終回を迎えている。ドラマ好きの私は最終回を早く見たい気持ちと終わってしまうのが残念な気持ちとが交錯する。尤も当然ながらドラマなら何でもと言うことではない。あくまで自分の心に響くドラマに限られる。
ドラマのなかには、神様の息がかかっているような、なんらかの意図と言うかメッセージを感じる物も少なからずあるように感じる。多くの心に響く名言が語られるのも作者の手を借りたメッセージかと思う。
今回18日に最終回をむかえた、6秒間の軌跡、と言うドラマもそんなドラマのひとつだと感じる。
高橋一生さんが主役で花火職人望月星太郎を演じている。お父さん役が橋爪功さん。この二人のほんとに芸達者なことには感心する。住み込みの星太郎の弟子が本田翼さん。彼女は時に棒読みだとか揶揄されることもあるけれど、このドラマに関してはピッタリのいい味がでていた。お母さん役の原田美枝子さんもよかった。このメンバーのやり取りがずっと見ていられるし、まだ見ていたかった。
最終回はクライマックスに相応しい名言を語らせていた。(神様が、と思う)
ドラマの中でもコロナの影響で花火大会が中止になりなかなか花火の注文が得られない日々が続く。けれど誰からもどこからも注文はないけれど、星太郎はある日突然花火をあげる。理由は何もないけれど、あるとしたらあげたい、と言う突き動かされる思いで。
お客さんのために楽しんでもらう花火だけをあげるんじゃなくても、もっとその先の世界がある。
もしかしたら誰にもわからない、気付いてもらえない花火でも俺にしかわからないちょっとの違いでもとことん極める。極め続ける、死ぬまで。
この言葉を語らせたかったに違いない、と思うほど私には響いてくる。
そしてそういう思いであげた星太郎の花火は結果的に生きている人もあの世の人までもが空を見上げる。幸せな顔をして。それがお彼岸の入りの日の最終回とはなんとも心にくい。
お彼岸を境にこの世もきっと春になるし何かがかわることだろう。私も少しだけ変わりたい。誰が見ていようといまいと、自分のハートの声に従って。そういえばずっと大切にしている絵本屋つきのあめさんから以前頂いた絵はがきにも書いてあった。頂いたのは随分前だけれど、その頃から示されていたのだろう。私の道が。
その結果、 みんなが幸せになればいいし、幸せな春が訪れて欲しい。お彼岸だもの、そんなことを考える😁
花火と共に流れるケツメイシの曲がまた素晴らしい。録画をしているものだから、何度も繰り返し観て過ごすお彼岸だ。
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