秋の旅行 | やまとうた響く

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日々の出来事や想いを綴っています。エッセイ風に書けたら素敵なんだけれど。

今日は一日雨だったけれど、昨日は私達の職場の利用者の日帰り旅行だった。台風も近づいていて心配していたけれど、行楽日和で一日ずれていたら大変だったけれど恵まれた一日になった。

無事に事故や怪我もなく帰ることができて何よりで職員一同ほっとしている。とっても疲れるけれどね。旅行とはいえ仕事だから、ましてや外部に出ていくのは緊張する。もちろん楽しくもあるけれど、結局終わったらどどっと疲れる。

それでも私などより、企画担当の職員はかなり前から準備をしてそうとう大変だったと思う。順番にイベント担当の職員があれこれ企画する。お花見だったり、敬老会だったりと、でもやはり旅行担当になると一番気を使うと思う。

二人の職員が担当して行き先を決める。そのうちの一人は私のラッキーパーソンで1ヶ月前から旅行のパンフレットを見ては頭を悩ませていた。私や他の職員は無責任にあそこもいいね、ここに行きたい、とか勝手なことを言うのだけれど、利用者が一番移動しやすかったり楽しめたり、をもちろん中心に考えると、距離も考え、車椅子が利用できる所、云々場所を決めるだけでも大変なことだ。

日頃も少ないグループで近場に出かけたりはあるけれど、ひとつの大きなグループ全員で、となるとバスを頼まなければならない。そうすると、天気も考え、仮に雨でもなんとかなりそうな場所を選ばなければならない。

そうしてようやく場所が決まると、そのグループの職員ができるだけ皆参加できるように、泊まり、早出、遅出を避けたり、他のグループと勤務を変わってもらったりの段取りをする。


それから利用者によっては失禁などに備えた準備、着替え、その他このあたりはそれぞれの担当職員で準備を進める。細かいところでは、食事を細かく刻むハサミ、薬、入れ歯、などなど準備は計り知れない。


バスの席順も足が不自由な人は前に、酔う人も前、相性のよくない利用者同士は離して、なども考える。そんなすべての準備を完了しての日帰り旅行だ。

幸い利用者も具合の悪くなった人もなく、職員も小さい子供のいる人も多いけれど、全員何もなく参加もできた。

今回の行き先は、鳥取方面。鳥取に入ったあたりで美味しい鮮魚の和食レストランで食事をして、大山からそう遠くないお菓子屋さんで、スウィートランドTAKARAと言うお菓子作りの工場見学をして、そこで梨ソフトクリームをおやつに食べる、というコースで出発。

お菓子の工場は、鳥取の銘菓大風呂敷が有名だけれど、30種類くらい作られているそうだ。







私達もおみやげを買った。他のグループの職員へのお土産も忘れずに(  ̄▽ ̄)勤務交代もしてもらっているからね。

名産の梨を使ったソフトクリームをみんなで食べた。

帰りのバスはみんなうとうと。私もうとうと。

終わってみると、問題も少々。最初に寄ったレストランはトイレが狭くて全員すませるのに時間がかかったり、工場見学の際に階段をのぼらなければならなくて、全員は見学できなかったり、と細かい難点はあったけれど、これも次回への反省点として生かせばいい。

細かく調べて計画してもやはり完璧ではない。無事に帰る、ということで大成功と言える。利用者も、美味しかったな~(  ̄▽ ̄)と、食事やソフトクリームがうれしかったらしい(゜゜;)満足ならそれで何よりだった。

それにしても疲れた~(。>д<)私のラッキーパーソンも、無事に任務完了できてひと安心の様子だった。お疲れ様。帰りに、よかったね、無事に終わって、お疲れ様、と声をかけた。今日はゆっくり休んでね、と言いかけて、その言葉は飲み込んだ。

彼女はこれから三人の子供達を保育園に迎えに行ってお母さんの顔に戻って奮闘する。ゆっくりは休めないだろう。ご苦労様、がんばって。今日はありがとう。私は、帰ったらゆっくりしましたよ~(  ̄▽ ̄)


写真はとる暇もなかった(゜゜;)バスの中からパチリと一枚。ここも壽城、というお菓子屋さん(  ̄▽ ̄)


これもバスの中から。海に面してズラリと並ぶ風車に感動。画像では大きく撮れなかったけれど、実際は大きくて、こんな近くで見たことがなくてぞわっとする。私の中ではバスで通りすがりに眺めた風車が一番印象的だったかも(  ̄▽ ̄)