やまとの看護師さん事情 | やまとうた響く

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日々の出来事や想いを綴っています。エッセイ風に書けたら素敵なんだけれど。

今やまとが小学校に通うに当たり、長女の付き添い以外に学習支援の先生と、看護師さんがついてくれて、普通学級で、学ぶことができている。

今までは、看護師さんがついてくれていても、長女がちょっとの間もその場を離れることができなかった。保護者が毎日必ず側にいることが、やまとが学校に通える条件だった。

けれど、毎日学校に付き添うということの負担はあまりに大きいし、今では下の子も産まれている。そして度重なる話し合いや、世の中の福祉の進歩に向かう流れによって、ようやく、看護師がいれば、保護者も、その場を離れることを教育委員会から許可された。

ただ、これで即長女が、通学の負担から解放されるのか、といえばそう簡単なことではない。

看護師不足で、今長女が安心して任せられるのは一人きりで、その人も毎日来れるわけではない。当然学校側からOKがでたからといって、命を託すと言ってもいいほどなわけだから、看護師なら誰でもいい、と言うわけではない。

今唯一任せられる看護師さんは、やまとが入院していた国立医療センターにいた人で、やまとが赤ん坊の頃から知っている人だ。その後医療センターを退職し、自分でケアセンターを設立した、という人で、やまとのために、ケアセンターからの派遣で来てくれている。

けれど、やはり忙しくて毎日ではないので、他に今までも何人かの看護師さんも来てくれていたけれど、どの人もなかなか長女からしたら頼りなく、ぶつかることが多かった。

バリバリ仕事をしたい人は、学校に派遣される看護師の募集には来ない。毎日ではないし、時間も短い、そして保護者が今までは必ず側にいるわけだから、お手伝い程度でいいし、吸引すら親がする。パートとしては楽でサイコー!そんな気分で来たのかな、と言うような人もいて、当然長女は、不信感を持ちうまくいかない。

やまとや、長女との相性もかなり重要な要素だ。長女からすれば、当然のことが、厳しすぎると感じるのか、すぐにやめていく人もいて、長女も、まるでモンスターペアレントだと思われてるのかな、と言っていたけれど、やまとの命すら危うくなりかねないのだから、妥協はできない。

たぶん、今までの教育委員からすれば、そんな状況の子を通わせるな、と内心は思っていたのかもしれない。長女も何度も心が折れそうになりながらも、ここで折れたら、障害者は、普通に社会に参加できず、片隅に追いやられてしまう。そんな人生をやまとに歩かせたくない、その一心でがんばってきた。

長女もこのところ、いい看護師さんはもう来ないんじゃないか、と諦めていたようだけれど、最近一人の看護師さんが登場した。最初は長女も、またすぐやめるんだろうから、やまとは任せられない、と期待してなかったようだけれど、どうもその人は違ったようだ。

面接に来られた時、学校側から、お母さんがついているので大丈夫です、と説明された時に、私はお母さんが、少しでも家に帰れる時間を持ってもらえるために仕事をするのではないのですか!?とキッパリ言ってくれたらしい。

その言葉に長女は、心を動かされた。やまとも気に入ったようだ。

その看護師さんは、私より少し若いくらいの人で、自分のお孫さんも人口呼吸器をつけているのだ、と後でわかって納得した。

自分の娘さんにしっかり吸引の指導をしたものの、何度も緊急入院を繰り返し、とうとう自宅では無理で、施設に入ったそうだ。月に一度自宅に戻る際に、手伝いに行っているそうだ。

他人事ではなく、言葉や行動に血が通っているはずだ。長女もこの人になら、少しずつ引き継ぎをして、まずは一時間から、と少しずつ任せていけるかもしれない。

三学期から少し期待が持てそうだ。今度の看護師さん、私達の期待の星だ。うまくやっていけるといいな、と思う(*´∀`)


これは何をしているのでしょう(*≧∀≦*)実は、中耳炎になりかけて、点耳薬を入れられて、しばらくじっとしているところ(*≧∀≦*)


点耳薬を入れてもちっともじっとしてないうたに、長女が絵を描いて、じっとしていたら、点耳薬のしずくちゃんが、うたのお耳に入っていって、バイ菌をやっつけてくれて痛くなくなるよ、と説明したら、上の画像のように、おとなしくじっとできるようになったんだって(*≧∀≦*)長女もかーさんであり、優秀な看護師でもあるよね(*≧∀≦*)