東京深川おんなの土性っ骨
『身を置くところで光となれ』
細川照子著 港の人発行
大正12年生まれの細川さんは、深川生まれ。
幼いころより、芸事に興味を持ち、民踊の細川流を創設した
母のあとを継ぎ2代目として、88歳の今も弟子たちの指導に
あたっています。
世界各国の公演し、日本の舞のすばらしさを伝えつつ
『民踊』の心を後世に伝えようと力を尽くしています。
民謡のうち間違いではなく、民踊・・・。
この題名に引かれ、この本を読んでみようと思いました。
細川流の後援会長を長くされた方で、元皇族の山岸史枝様が
細川さんにおしえてくれたのが「身をおくところで光となれ」と
いうことばだったそうです。
「人間というものは、北風に吹かれると、外套を飛ばされまいと
縮こまる。太陽に当たると、外套を脱いで心も開く。
照子先生、先生はどこにいても、どんな状況であっても、
照子先生が光となって、太陽みたいに、みんなをぽかぽかと
あたたかくしてあげてちょうだいね。」
と、言葉をくれたのだそうです。
それ以来、座右の銘にしているとのこと。
お話は、もっと長いのですが、
読んでいて、本当に心を打つものでした。
身を置くところで、光となれ