納棺夫日記 青木新門著
この本を読んで 青木氏が詩人であることを
しりました。
様々な死、様々な生き様
人間の極限を書き
悟りの 考察を述べる
深い本でした。
アメリカの精神科医キューブラ・ロスについても
言及しています。
キューブラ・ロスは「死ぬ瞬間」「死ぬ瞬間の対話」
などを書いたかたです。
キューブラ・ロスは多くの臨床経験から
「末期患者がもっとも安心するのは
何らかの方法で 死を克服した人が
患者のそばに いることである。」
と、言っている。
人は、
自分と同じ体験をし、
自分より少し前にすすんだ人が
最も頼りになる。
その人が前にいるだけで、安心してすすめる。
納棺夫という体験が 偶然から選び取られたものではない
ということを 思いながら 読みました。