観光列車「ながら」の乗車記です。
その①では、車両についてご紹介しましたが、今回はランチプランの食事について、ご紹介します。
■いただきますの前に...
ランチプランは美濃太田(10:45)→郡上八幡(12:16)までの約1時間半。
列車に乗り込むと、アテンダントさんが席に案内してくださいます。
席には、すでにお重と小鉢がセットされています。
列車が走り出すと、美濃和紙の封筒が配られました。
アテンダントさんによると、封筒ではなく、抗菌作用のある鉱物をすき込んだ美濃和紙で「マスクケース」なのだそう。
粋なコロナ対策だと感動していたら、このマスクケースは地元の和紙の組合から寄贈されたものだとのこと。
地元に支えられている観光列車なのですね🙌
他にも、除菌や抗菌の光触媒コーティングを施したプレート?もあって、感染予防対策がしっかりと取られているという印象でした。
お料理は月替わりになっていて、夏なので、見た目も涼し気です。
箸置きも鮎をかたどったデザインです🐟
また、割り箸には地元の郡上割り箸を採用。
スギの香りがとても良い割り箸です🌲
普段私たちが使っている多くの割り箸は、化学薬品で消毒や漂白がされているので、木の香りはあまりしないのですが、郡上割り箸は薬品処理がされていないので、スギの香りがそのまま感じられるそうです。
■美濃からのご挨拶 (前菜)
小鉢には「美濃からのご挨拶」というネーミングがつけられています。
前菜にしては、かなりの豪華版✨
季節の野菜をプリン仕立てにして、その上に3種のキャビアが添えられています。
さすがにイクラは地元産ではありませんが、奥飛騨ではキャビアの養殖も行われるみたいです。
■和宮内親王の玉手箱 (主菜)
2段のお重は「和宮内親王の玉手箱」と名付けられています。
まずは6品。
(左上から)
・カニのふわふわムース
・スモークサーモンのマリネ
・胡麻プリン マンゴー添え
・郡上八幡の坪井さんが獲った、鹿肉の柿味噌漬け 香味野菜添え
・奥美濃古地鶏のバロンティーン柚子味噌風味
・東松島産味噌の野菜の田楽、エビ添え
続いて5品。
(左上から)
・アジとお芋のテリーヌ、ソースタップナード
・グリーンアスパラのマリネ、ラヴィゴットソース生ハムセックと
・活ほたて貝と巨峰の白和え
・なっとく豚のコンフィー、マスタード風味
・茸入り五穀米のリゾットサラダ仕立て、鯛の吹雪揚げ添え
このような素敵なお料理を提供してくださるのが、美濃太田駅の駅前にそびえる「シティホテル美濃加茂」さん。
単なるホテルのお料理の域を超えていて、ランチプラン12,500円決して高くないという感想を持ちました。
最後に、ランチプランにはお土産がついているそうで、沿線の名物をプレゼントしているのだとか。
今回のお土産はこちら。
長良川鉄道オリジナル爪切り!!
刃物の街、関とコラボした長良川鉄道らしい秀逸な逸品ではないですか!?
実は乗車前に長良川鉄道の公式HPで目をつけていて、お土産に購入しようと思っていたもの。