■概要

観光列車「ながら」は、長良川鉄道が2016年から運行している観光列車。

九州ではおなじみの水戸岡デザインですが、東海地区ではこちらが初めてだとか。

 

週末を中心に運転されており、運行開始当初は予約がかなり取りにくかったようですが、現在では落ち着いています😁

 

当ブログでは全4回で、観光列車「ながら」をご紹介しますが、今回は車両について見ていきたいと思います。

 

観光列車「ながら」は3両あります。

ビュープラン(乗車のみ)として運行される「森号」が美濃太田~北濃間。

・食事付プラン(下り便はランチ、上り便はスイーツ)として運行される「鮎号」が美濃太田~郡上八幡間。

となっており、美濃太田~郡上八幡間は「森号」、「鮎号」が併結運転されています。

(往復とも「森号」が先頭になり、車両間の通り抜けはできません。

 

・もう1両は「川風号」

こちらは2018年にデビューした車両で、ロングシートで普通列車としても運行できる仕様。

お弁当付プランとして関→郡上八幡、ほろ酔いプランとして郡上八幡→美濃太田で運行されますが、最少催行人員が15名に設定されていて、集客が見込めない日は運休になってしまいます💦

 

(美濃太田駅で撮影。手前側は待ち合わせスペース。)
 
 
■車両「森号」(ビュープラン)
運賃に加えて乗車整理券(510円)を購入すれば乗車可能な「ビュープラン」として、美濃太田~北濃間の全区間を運行しています。
14日前の16時までに予約が必要です。
また、美濃太田~郡上八幡間は食事付プランの「鮎号」と併結して運転されていますが、郡上八幡~北濃間は「森号」単独での運行になります。「鮎号」から乗り換える場合でも、改めて「森号」の乗車整理券が必要になりますので、忘れずに予約しましょう。
 
 
「森号」の車内です。
水戸岡デザインそのままです。4人用テーブル席には折り畳み式のテーブルがついています。
窓枠に岐阜県産のヒノキを使用したり、暖簾やすだれを取り付けて、観光列車色を出しています🎉
 
手すりが金属むき出しなので、もう少し上品に仕上げてほしいところですが、大人の事情なのでしょう💰
 
 
こちらはカウンター席です。
窓向きに座るだけで、観光列車っぽくなるってものです(嫌味ではありません)。
 
 
出入り口付近にあるソファー席です。
座り心地は一番だと思います。
 
 
ビュープランは乗車のみのプランですが、車内販売カウンターがあり、アテンダントさんが乗務しています。
飲食物の販売はなく、「ながら」グッズや土産物などが販売されています。
 
アテンダントさんは積極的にセールスしてくる感じではないので、自らお声をかけてみてください。
個人的には、アテンダントさんが積極的に商品の紹介をしてくれることで、コミュニケーションが生まれると思うのですが、シャイな県民性なのでしょうか?
 
また、アテンダントさんは車窓の見どころなどを案内してくださいます🙋
 
 
 
森号」の座席数は公式では38席になっているのですが、実際は37席しかない(4人用ボックス×6区画、カウンター席4席、ソファ席9席)ことに気がついてしまいました😅
あと1席は運転士さん?アテンダントさん?車いすスペース?
 
ビュープランの「森号」は自由席なので、どこに座っても構いません。
混雑時には、指定されることもあるということで、座席番号もふられています。
 
座席番号は「も3、も4」???
「も」は「森号」の「も」です。
 
 
 
もうひとつ、鉄道車両の形式といえば、「モハ」とか「キハ」とかが一般的ですが、長良川鉄道の車両形式は、
すばり「ナガラ」です。
 
 
長良川鉄道の開業当時は、各地に第三セクターの鉄道が誕生した頃。
そんな第三セクター鉄道は自社車両に、好き好きに形式名を付けていました。
 
明知鉄道の車両形式は「アケチ」、真岡鉄道は「モオカ」、北条鉄道に至っては、近くにフラワーセンターがあることから「フラワ」になっていましたね😆
 
 
■車両「鮎号」(ランチプラン・スイーツプラン)
午前中の下り便では「ランチプラン」、午後の上り便では「スイーツプラン」として、美濃太田~郡上八幡間を運行しています。
こちらも14日前16時までの予約制です。
 
「森号」「鮎号」で混同してきたら、「食べられるのは鮎だから、食事付プランは鮎号」と覚えておきましょう。
 
 
座席は2人用×5区画、3人用×1区画、4人用×2区画、カウンター席×4席の25席です。
座席位置は、当日指定されており、選ぶことができません。
 
 
食事付プラン専用ということもあり、テーブルや座席が、森号よりもゆったりとしています。
 
レースのカーテンやガラスのパーテーションもあり、お食事に集中できそうです🙌
 
 
ショーケースには、美濃和紙(左上)や郡上おどりで使われる郡上木履(ぐじょうもくり)という下駄(右下)などが展示されています。
 
 
また、沿線の関市は刃物で有名ということで、刃物のショーケースもありました。
刃物が展示されている観光列車は、ここだけですよね。
 
 
私は、美濃太田→郡上八幡まで「ランチプラン」、郡上八幡で「ビュープラン」に乗り換え北濃へ行きました。
 
 
 
■車両「川風号」 (お弁当プラン・ほろ酔いプラン)

もうひとつの「川風号」は2018年にデビューした車両。

 

お弁当付プランとして関→郡上八幡、ほろ酔いプランとして郡上八幡→美濃太田で運行されますが、最少催行人員が15名に設定されていて、集約が見込めない日は運休になってしまいます。

 

訪問した日も集客が少なく運休のため、車庫でお昼寝していました💤

 

 
車内はロングシートになっていて、一般の普通列車としても使えるようになっています。
(観光列車として運転の際にはテーブルを設置します)
 
観光列車としては運休でも、普通列車として乗れる可能性があるので、もしかしたら乗れるかもと期待していきました。
しかし、当日は朝と夜しか運行しないとのことで諦めました😭
 
「川風号」はの車両運用は、他のラッピング車両と異なり、公開されていません。
 
その② では、「ランチプラン」のお料理を中心にご紹介します。