こんにちは、ぴろろです
(*´꒳`*)
今日はアマルナ美術
そして、アマルナ美術の中でも最高傑作と言われる「ネフェルティティの胸像」についてご説明したいと思います
《アマルナ美術》
新王国時代
第18王朝の王アメンホテプ4世だけは
長いエジプト文明のなかで唯一、太陽神アトンを信仰します。
アトン神は”自然の摂理に従うこと”を唱えたことから
他の時代には見られない伝統にとらわれない自然かつ写実的な美術が生まれるのです
✨✨✨
これがアマルナ美術です。
具体的な歴史背景はこちらを参照してください
「ネフェルティティの胸像」
紀元前1345年頃 ベルリン 新博物館
美術出版社 カラー版 西洋美術史より
この”ネフェルティティ”と言うのは
アメンホテプ4世の后のことです。
この胸像は石灰岩の素体に漆喰で肉付けされた、彩色石灰岩彫刻です。
右目:象嵌(黒く塗られた石英がはめ込まれ蜜蝋で固定)
左目:未完成のまま(石灰石のまま)
帝国書院 最新世界史図説 タペストリー19訂版より
長い時間砂の中に埋まっていたことから、保存状態がとても良い状態で発見されました。
古代エジプトの彫刻家トトメスが制作したと言われています。
エジプトの美術と言うと、ツタンカーメンやクレオパトラのように
堀が深くて、黒く縁どられた大きな目に、無表情でかつ二次元的な表現など
パターン化された描かれ方がほとんどです。
↓こんなイメージ
山川出版社 詳説世界史図録より
その流れの中
このネフェルティティは非常に写実的で自然な表現をされています。
長い時間パターン化された美術が繰り返されてきた中、この表現は本当に異端だったんだろうな…と思うと同時に
この像を発見した時の感動は計り知れないものがあっただろうなぁ…と深く感動しました
(この辺りの方は明日、また書きます)
ただ
写実的といっても、頭は帽子?冠?を
被っているため四角ですが…
歴史的背景を知るまでは
頭は四角いし、片目はないし…エジプトらしくないし…で、私にとって「ネフェルティティの胸像」はちょっと不気味な、近寄り難い存在でした
私がこの胸像を美術品として
初めて認識したのは
任天堂あつまれどうぶつの森✨
まさかのゲームから(*´屮`*)
このゲームをしていた
2012年の攻略本より
↓とびだせ どうぶつの森
こんな風にゲームの中に美術品が出てくるのですが…
この頃は
本気で右側の頭が丸い方が本物だと思ってました💦(現代アートでもないのに頭が四角い彫刻が存在するなんて…思いもしませんでした
)
しっかり偽物を購入
このゲーム内での間違いをきっかけに私は「ネフェルティティの胸像」について調べ始めたのです
\(//∇//)\💕💕💕
2020年発売の
Nintendo Switch
あつまれ どうぶつの森では↓
ゲームの進化に伴い
美術品の描写もかなり美しくリアルになっています✨
このフェイク作品を見るのも
美術好きにはたまらないあつ森のおもしろさ♡
きっかけなんて
どこにあるか分からない
ですね💕💕💕
「ネフェルティティの胸像」
紀元前1345年頃 トトメメス作
高さ49センチ、幅24.5センチ
ベルリンの博物館島にある
新博物館 所蔵
ベルリンの博物館島についての記事↓
ネフェルティティの胸像が
この美術館で展示されるようになるまで、またドラマがあります✨✨✨
明日はその辺りを書きたいと思います