こんにちは、ぴろろです

(*´꒳`*)

 

 

今日は「トロイア戦争」について

お話していきたいと思います。

 

 


ホメロスの叙事詩に出てくる「トロイ」の存在は

シュリーマンの遺跡の発見により証明されたのですが

 

 

そのときの発掘作業のずさんさから、

それ以上の調査・研究は行えず

 

 

実際にトロイア戦争は起こったのか?

話の中に出てくる木馬は実在したのか?など

 

 

この辺りについては

未だ証明はできていない状態ですショボーン

 

 

 

しかし、

ギリシャ神話の神々を巻き込んだトロイア戦争は

人間くささやトーリー展開の面白さなどから

今も根強い人気があります。

 

 

今日はトロイア戦争の中でも始まりの部分

「パリスの審判」について触れて行きたいと思います。

 

 

 

「トロイア戦争」

 

紀元前1180年頃に起きた

トロイ(イーリオス)とミケーネを中心とした

ギリシャ連合軍の戦争。

 


帝国書院 最新世界史図説 タペストリー19訂版より



トロイは戦いの末、敗北し歴史から姿を消します。

 


明確な証拠も現時点ではないため

実際に戦争があったのかどうかは

未だ解明されていません。

 



 

・はじまり

人間ペーレスと海の女神テティスの婚儀の最中

 

 

全ての神々が招待された中、

不和と争いの女神エリスだけは招待されませんでした。

 

 

そのことを恨んだエリスは

宴の中に「最も美しい女神へ」と書かれた

黄金の林檎を投げ入れます。

 

 

この林檎を巡り

三人の女神が激しく対立します。

 

ヘラ:ゼウスの妻、神々の女王的存在 

アテナ:戦いの女神

アフロディーテ:愛と美の女神

 

 

なかなか決着がつかないため

この宴を仕切っていたゼウスが

全く関係のない第三者にこの判断を委ねることを

提案します。

 

 

この時に選ばれたのが

人間界で羊飼いをしていたパリスでした。

 

 

この時パリスは羊飼いですが

実はトロイア王国の王子でした。

 

「トロイを滅ぼす」との予言を受け、

生まれてすぐに山に捨てられ、

羊飼いに羊拾われたのです。

 

 

 

ゼウスは自分の代わりに使者として

ヘルメスを地上に遣わします。

 

パリスは

最も美しいと思う女神に林檎🍎✨を渡すように告げられます。

 

 

判断に迷うパリスに対し

女神達は交換条件を出します。(賄賂とも言う)

 

ヘラ

世界の支配権


アテナ

いかなる戦争にも勝利する力 


アフロディーテ

世界一の美女との愛 

 

これに対しパリスは…

 

アフロディーテに林檎🍎を渡すのです。


そのシーンがこちら💁‍♀️



 

その後、アフロディーテの全面協力の下

パリスはスパルタへ出向き(妻を捨てて行く)

 


王メネラオスが留守中に

王妃ヘレンを奪い去ってトロイに帰国します。




これが「トロイア戦争」始まり

「パリスの審判」の部分です。

 

 

この後、王妃を奪い去られた

スパルタ、ミケーネをはじめとする

ギリシャ連合軍

トロイの間で戦争が始まっていきます。

 

 

うーむ…

 



きっかけは…

 



美人妻の奪い合い…笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣き

 

 

 

地上の最高神ゼウスが関係しているにも関わらず

非常に人間臭いこの始まり

 

 

この辺りも語り継がれてきた物語の

面白さですよね照れ

 

 

ちなみに

この下の絵画↓


これは

ロンドン、ナショナルギャラリーにある

リューベンス作「パリスの審判」ですチュー




右側で黄金の林檎を手にしているのが

パリス



パリスの後ろにいるのが

ゼウスから任命を受けて派遣された

ヘルメス


 

そして、左側にいる美女3人が

林檎を争う女神たち✨ですラブ



実はこの3人の見分けかたには

ヒントが一緒に描かれています。



言わば、絵画に描く際

誰が誰か分かるシンボルのような決まり事があるんですニヤリ



①ヘラ:孔雀

②アテナ:メドゥーサの盾

③アフロディーテ:キューピット




つまり


手前がヘラ

中央がアフロディーテ

左奥にいるのがアテナ

と、いうことが分かりますチュー✨✨✨




絵画を見るときの参考までに💕💕💕




・パリスの審判

「最も美し女神へ」と書かれ黄金の林檎を巡り

三人の女神が激しく対立する。

 

ゼウスにより

その判断を全く関係のない第三者として

人間パリスに委ねられる。

 

 

ヘラ(神々の王女、ゼウスの妻)

→世界の支配権

 

アテネ(戦いの女神)

→戦争における全勝

 

アフロディーテ(愛と美の女神)

→世界一の美女との愛

 

 

パリスは「愛」と選び

アフロディーテに黄金の林檎を手渡す。


これがきっかけとなり

トロイア戦争に発展していく。