こんにちは、ぴろろです

(*´꒳`*)

 

 

今日は昨日紹介した「イシュタル門」の発掘と

「イシュタル門」が展示されているペルガモン美術館についてご紹介します。

 『2022.05.25メソポタミア文明4)新バビロニア:イシュタル門』こんにちは、ぴろろです(*´꒳`*) 時代はメソポタミア文明昨日のハンムラビ王がメソポタミア全土を支配下に治めたバビロン第一王朝(紀元前1894~)滅亡後の…リンクameblo.jp




まずは「イシュタル門」の発掘から。

 

1899年ドイツの考古学者ロバート・コルドウェイがバビロンで青い釉薬のレンガを見つけたことから始まります。

 

 

当時荒れ地となっていたその場所を”バビロン遺跡”だと確信し

その後18年の歳月をかけて発掘しました。


…18年ガーンガーンガーンガーンガーン

 

 

10メートル以上掘り下げた所で発見されるのですが、泥につかっていたことから保存状態が良い状態で発掘されます。

 

 

その後、オスマン帝国との交渉を経て1903年からベルリンに移送されます。

イラク古美術局と共有するかたちで、最終的に木箱5000箱がベルリンに届いたそうです。



ちなみに

その移送は1927年まで続いたとか…笑


 

足りない部分は新しく作って補い

11.4メートルイシュタル門

30メートルに及ぶ大通り(行列通り)が博物館の中に復元され、今も展示されています。

 


って

いろいろとスケールが違いすぎる🤣💦



次に、そんなスケールの大きなペルガモン博物館についてご紹介していきます✨

 

 

 

《ペルガモン博物館》

講談社 La muse より


ペルガモン博物館は1930年に開館したドイツのベルリン国立博物館群の1つです。

 

ギリシア・ローマ、中近東のヘレニズム・イスラムの美術品、

古代ローマおよび古代オリエント美術を中心に展示されています。


 

”ペルガモン”というのは小アジア(現在のトルコ)西北部の古代都市のことで、

ペルガモンから発掘された”大祭壇”を博物館内に移築したことから、この名がつけられました。

 

 

第二次世界大戦(1939-1945)の際に、博物館は甚大な被害を受けた上、

ペルガモンの大祭壇は疎開先からソ連軍に戦利品としてレーニングラードに持ち去られてしまいます。

 


その後、美術品返還、博物館の改修工事を経て再開できたのは1959年でした。

 

 

2014年より再び大規模な改修工事が行われており、2019年に北側が終了。

現在はイシュタル門のある南側の改修工事が行われており2025年に終了予定です。

 

 

このペルガモン博物館があるのは

ドイツの首都ベルリンを南北に流れるシュプレー川の中州✨✨✨

講談社 La museより


ここは美術館と博物館が集まっていることから

”博物館島”とも呼ばれています。


ベルリンのムゼウムスインゼル(博物館島)

Museums(美術館、博物館)+  insel(島)

 

 

この国立博物館群の歴史はプロセイン王室の美術コレクションを一般に公開するため

1830年シュプレー川の中州に「旧博物館」が建設されたことにさかのぼります。

(もともとは住宅街でした)

 

 

その後、ドイツの考古学者らにより数多くの芸術作品がものたらされ

それらを展示するために「新博物館」「旧国立美術館」「ボーデ美術館」「ペルガモン博物館」

増設され

100年の歳月をかけ島全体が博物館という美の殿堂が完成したのです。

 



2005年ベルリンの至宝展 チラシより



その後 博物館島はナチスの台頭や第二次世界大戦により、戦火を避けるため、収蔵品は各地に分散し、建築物も大きく損壊します。


終戦後はドイツ分割により島は一時的にソ連占領地域になります。


 ↓その後

・東ドイツ政権発足に伴い島は東ドイツの国立博物館となる。

・西ドイツ側にあった美術品はシャルロッテンブルク美術館に収蔵される。



講談社 La museより


1989年にベルリンの壁が崩壊し、1990年に東西ドイツが統一された後、ベルリンでは旧両ドイツの美術館再編が今も行われているそうです。

 


この博物館島1999年に世界遺産にも登録されています。



2020年に「フンボルトフォーラム」が開館し、現在、島には6個の博物館と美術館があります。

 



って…やっぱりスケールが違いすぎるびっくり

はぁ…二週間くらいこの近くに滞在して

どっぷり美術ライフしたいなぁ(*´꒳`*)💕



私の憧れの地です💕💕💕💕💕

 

 



「旧博物館」

1830年に開館。島のなかで最も古い。

プロセイン王フリードリヒ・ヴィルヘルム3世がき集したギリシア・ローマのコレクションを公開する目的で開館した。


 

「新博物館」

1859年に開館するも第二次世界大戦で破壊され廃墟となる。復元と再建の取り組みを経て2009年に再開館した。


エジプトおよび先史時代の遺物が展示されている。

かの有名な「ネフェルイティの胸像」はここにあります!!!(近日中にエジプト文明でご紹介しますね♡)



 

「旧国立美術館」

1876年開館

銀行家ヨヒアム・ヴァグナーが所蔵した19世紀の彫刻や絵画の寄贈に始まる。

ドイツ絵画。

主なコレクション:フリードリヒの「浜辺の僧侶」

 

 

「ボーデ美術館」

1904年 カイザー=フリードリヒ博物館として開館。(ドイツ皇帝フリードリヒ3世にちなんでいる)

1956年に初代キュレーター、ヴィルヘルム・フォン・ボーデに敬意を表し変更される。

彫刻とビザンティン美術が主体。

 

 

「ペルガモン博物館」

1930年開館

ギリシア、ローマ、中東ヘレニズム・イスラムの美術品が中心。

ペルガモン大祭壇やイシュタル門が復元・展示されている。

 

 

「フンボルトフォーラム

2020年開館

ベルリン民族学博物館とアジア美術館を包含している。