真面目だけでは上手くならない仕事 | ひとりでにわし・神奈川県横須賀市ひとりで庭師をしています

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横須賀市の植木屋庭師 畠山庭園のブログです。冬は奥只見スキー場でオペレーター(圧雪車)。バイクが趣味でninja1000に乗っています。

体調管理をして、健康や体を仕事場に持っていくことも、仕事のうちだと。

明日は仕事だからと、逃げてばかりもいけないが、

仕事中に眠いとか、疲れたなど、余計な事を感じるようでは職人としては失格で、

つまり、
集中力をかけるような行為はなるべくしたくない。

と言うのが、私が若い頃からの教訓と言うか、自分への戒めのような感覚がある。


植木屋で修行していた頃、誘われても家に帰り明日に備えた。

そういう私を、


お爺ちゃんみたい。と笑うものもいたが、私は早くから仕事場にって、段取り準備と自分なりに完璧にしていました。

だからといって、死後とが早いとか、上手いとかでは決してなく、要領のいい仲間の方が仕事はできたんです。


それが羨ましいとかではなく、どうして自分には出来ないのか?

自問自答しながら、誘いに応じて遊んでみたりもしましたが、仕事はうまくならなかった。


そんな中、私が導きだしたこたえは、


体の使い方

だったのです。


そう、私がいつも言う重心の使い方。

重心の狂いは力みとなり、いい仕事につながらない。

程よく力が抜けているような。そんな感じか良いと気がついたのは、40過ぎてからだ。


遅咲きなので、ダメな部分、なぜうまく行かないのか、下手なのかはよくわかります。

それは一言で言うと、力んでいる。緊張が全てをダメにしている。と言うことです。

ですから、適当に遊んで、仕事も適当とは言わないけれども、適度に力が抜けているような状態。それが理想だなぁと✨

なんでも完璧に。準備万端。体調管理をして。など、気張っていた自分に気がついたのは、

「まあ、いいや」と、言葉に出してみたことが切っ掛けです。

無茶ぶりもいいけど、程よく力が抜けているような身体は、動きも質もとてもよい。


言ってみれば、多少いい加減な人ほど良いのかも知れない。真面目すぎるのもいけないなあと思います。

私はずいぶん遠回りしましたが、迷っているかたがいれば、求められれば教えてあげたい。

そう、思っています。


ありがとうございます。