無駄な動きを全て無くせば、スキーターン切り換えは自動になる⁉ | ひとりでにわし・庭師、整体師、スキーパトロール、圧雪、山小屋番、五足のワラジをはく男のブログ

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横須賀市の植木屋庭師 整体師、スキーパトロール、圧雪、山小屋番、畠山庭園のブログです。冬は奥只見スキー場で圧雪オペレーター、上国ではスキーパトロール、八ヶ岳で山小屋番。バイクが趣味でハヤブサ初期型、xsr900に乗っています。

はたけやま整体です。

 

私自身がスキーの有名な選手だったわけでもなく、技術戦で成績を残した、元レーサーだとか、長年のスキー教師だったとか、そういうのは全くありません。整体師として体を調整する立場から、スキー操作というものに興味があって、勝手に講釈しているだけですので、話は半分で聞いてください。スキー歴は36年。スキーパトロールの仕事は25シーズン目です。

 

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スキーのターン後半、体は常にフォールライン(下方向に)引っ張られているわけだから、内側に(山側)に体を傾けていたとしても、自然に任せておけば、重力によってスキーの角付けが切り替わる。

実際には、普段の生活の中で、坂道だから重力に引っ張られて倒れる。ということなく、私たちは立てています。

スキーは二本あるし、傾けるだけでは、外脚ではなく、内脚に体重の比率は多くなり内傾します。

人間の体は本当に複雑多用で、理論通りには行かないのです。
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そこで便利なのがプルークボーゲンです。迷ったらこれで操作の確認を。

 


もし、本当の脱力というものを実現できたら、重力に引っ張られて、ターン後半は谷側に体は傾きます。

ターンは自身の体重とスキーのラディウス、長さ、固さにより、ターン弧が変わってきます。

此処にコントロールがないと、どんどん加速する可能性もあるし、今のスキーだと切れ上がりが良すぎて、重力で倒れる前に止まってしまうかも知れない。

物体であればの話で、人間の体にこの理論は当てはまらないけれど、自然に倒れていくと言うのは事実なので、少しでもその力を使えたら、筋力に頼らない楽な滑りが出来るだろう。

ターン弧はコントロールすることて可能です。

切り替えに関して、このような考え方が可能かどうかは、アルペンモデルのスノーボードで感じることができる。

真っ直ぐ立って、体を傾ければその方向へ曲がっていき、脱力が上手くいけば、ターン後半の切り換えは自動になります。

ただ、ゲレンデの地形は、真っ直ぐではなく、スピードという恐怖心も、手伝って、理論通りには行かないのです。

やはりどこか作為的となり、コントロールしてしまいます。

最初の2~3ターンはその感覚があって楽しいのですが、加速するため、途中でコントロールしてしまいます。

ここが、スキーの面白いところで、思い通りには行かない、自然にいかに合わせるか?一体感となるか?が捉えて止まない魅力でしょう。

まあ、ここまで文章を読んでくださったかたは、あまりいないと思うが、私はスキーをただのレジャーとは考えていません。

このスポーツに、日本人の立ち方、姿勢と言うものを、もう一度見直すヒントがあると思っています。


立ち方を見直して、その先にある歩行、あらゆるスポーツに活かして欲しいと思う。

観ているともったいない。その力を別なとこへ使えたらどんなに良いかと。

私自身も含めて、人間の動きは無駄が多いのです。


ありがとうございます。