スキーヤーの体を整える場所 | ひとりでにわし・神奈川県横須賀市ひとりで庭師をしています

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横須賀市の植木屋庭師 畠山庭園のブログです。冬は奥只見スキー場でオペレーター(圧雪車)。バイクが趣味でninja1000に乗っています。

はたけやまです。

 

スキーヤー、スノーボーダーを調整する場合、どういうところをみているか??

 

 

画像はお借りしました。

 

側弯症という背骨がまがる病気があります。背骨を後ろから見ると、右側のように曲がってしまう病気。

 

左は正常背骨。後ろから見るとまっすぐですね。

 

側弯は一般的に写真のような形になることがあります。(右側)

 

この背骨のバランスは右足過重となり、左足には乗りにくいのが特徴です。

 

この後ろから見た背骨を左に90度反転させると、

 

画像はお借りしました。

 

背骨を横からみた、生理的湾曲となります。

 

側弯症はこの形でバランスが取れていることになるんです。この曲がりがあまりにも大きい場合は、バランスが崩れていると判断し調整します。

 

 

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ある程度、誰でも曲がっています。

 

なぜ、左回転かというと、

 

股関節に重心が乗ると股関節は外旋(そとねじり)するという特徴がある。

 

立っている場合、足の裏は地面に設置しているので、結果体が左を向きます。(右重心のとき)

 

この理論に基づいて、背骨のわずかな傾きやねじれを観察し、右加重か?左加重か?

 

を確かめ、体を反転させたときの背骨状態をなるべく生理的に正しい位置に調整する。という事が僕のやっているスキーヤー、スノボーダーへのアプローチです。

 

元から背骨が曲がるというより、競技、スタイル、スキーかスノーボードか、グーフィーかレギュラーかによって、背骨は曲がってきます。

 

またこの理論から言えば、スノーボードのグーフィー、レギュラーの本当の判断がしやすくなります。

 

滑りの癖によっても曲がるし、曲がっているためにクセづいていることもあります。

 

それを一旦ニュートラスに戻しましょう。というのが僕のスキーヤーへの整体です。

 

背骨の調整なのです。

 

背骨の曲がりで、左右の足の加重、重心が変わってきます。意識して乗せることも可能ですが、なるべくなら生理的湾曲に沿った体の方が力まずに済みます。

 

背骨の曲がり方に合わせて、内臓の位置も決まってくるので、一回ではなかなか戻らない。

何度か繰り返し、整体でもとに戻しつつ、本人にはそれに合わせて体操を組み立てる。

 

真っすぐ立てばゆるむので、ゆるませることで真っすぐに近づけることもできます。

 

そこに、心理や食事、睡眠、生活態度が加わるので、各自できることはなるべくやる。

 

整体を受けるだけで治る。という甘い考えはありません。最初に話しておきます。

そんな簡単ではありません。ご自分の努力もあって、スキーは楽しくなるんです。

 

練習を努力とも言えなくもないけれど、整体師の立場から言えば、体を整えてから練習したほうが、はるかにいい結果にむずびつきます。

 

スキーが大好きだ。上手になりたい。と思う方は多いです。

それぞれの楽しみ方はあるけれど、体が整ってこそのスキーです。

 

体がこわばったままいくら滑っても難しい場合がある。

 

それは僕が散々やってみてきて思う事です。

 

練習する前に体をゆるめる。

 

ゆるめて立つ。真っすぐ立つとさらにゆるむ。この深い脱力こそが上達のカギなんです。

 

スキーヤーの調整は背骨を観ています。

 

ありがとうございます。