こんにちは。
昨日は登山の身体の使い方について、三浦ドルフィンズ主催の講座に出席してきました。
専門的な知識や、現在解っていることを学ぶ事は、公私共に活かせるし、とても楽しい講習会でした。
その中で、
目をつむって片足立ちする。
これがとても難しい。やってみられるとわかりますこの難しさ。難しいと言うより、バランスがとたんに狂ってきます。
片足で立つ動きは、歩くときにもやっています。脚を交互にだしますよね、必ず片足立ちになっているんです。
ところが静止して片足立ちすると、バランス取るのに苦労します。
やはり、人間は動き続ける生き物。立つと言うことも、止まっているのではなく、動き続けるもの。と思います。
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もし、両足を支持にしたら動けなくなります。どしっと構えるほどバランスは悪くなり、フワッとたった方が、とっさの対応がよくなります。
ところで、
片足立ちを何もつかまらずに行うのと、壁などに手をついてするのとでは、身体の動く筋肉が違います。
解りにくいかもしれませんが、壁につかまって、壁の方向へ寄りかかると、股関節は内転して、逆の腸骨は下がります。
通常脚をあげると、上げた方の腸骨は上がって、水平を保とうとします。実際には少し上がって、骨盤が交互に動くのです。
こうして私たちは歩くのですが、この動きを、平地でアスファルトばかりを歩くと、あまり使わなくなります。
もし、杖を使い始めたとしたら、杖に寄りかかることになり、杖を持つ手と反対の腸骨が下がります。
杖側のおしりの筋肉が弱って、股関節は内転するだけではく、上に上がって行く力が入ります。
この力が抜けなくなってさらに歩行が困難になっていきます。
動くはずの腸骨が動くか動かせるか。もし、動かず、寄りかかってもないのに、腸骨が下がってしまうのは、トレンデレン症候群という名前がついています。
脚を挙げると言う動きは、バランスを取る必要もあるし、重力がかかるラインと自分の立ち位置を逢わせる必要があって、とても複雑です。
ところが立ち位置を変えると、楽に出来ます。立つとは常にバランスを取り続ける動きであり、静止することじゃないよ。言うことです。
手を使わずに、自分の足で常に動ける、思わず動かしちゃう環境は、
山登りです。
普段使わない筋肉や、もし、あなたが腸骨の動きが少ないとすれば、いつの間にか動くようになります。
ただ、通常とは違って、凸凹、坂道、ぬかるみ、砂利など不安定なので、いつもよりユックリ。いつもより歩幅小さく。がpointになってくるかと思います。
ありがとうございます。