バランスの悪さは、手がでしゃばる | ひとりでにわし・神奈川県横須賀市ひとりで庭師をしています

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横須賀市の植木屋庭師 畠山庭園のブログです。冬は奥只見スキー場でオペレーター(圧雪車)。バイクが趣味でninja1000に乗っています。

こんにちは。

昨日は登山の身体の使い方について、三浦ドルフィンズ主催の講座に出席してきました。

専門的な知識や、現在解っていることを学ぶ事は、公私共に活かせるし、とても楽しい講習会でした。

その中で、
目をつむって片足立ちする。

これがとても難しい。やってみられるとわかりますこの難しさ。難しいと言うより、バランスがとたんに狂ってきます。

片足で立つ動きは、歩くときにもやっています。脚を交互にだしますよね、必ず片足立ちになっているんです。

ところが静止して片足立ちすると、バランス取るのに苦労します。

やはり、人間は動き続ける生き物。立つと言うことも、止まっているのではなく、動き続けるもの。と思います。



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もし、両足を支持にしたら動けなくなります。どしっと構えるほどバランスは悪くなり、フワッとたった方が、とっさの対応がよくなります。

ところで、
片足立ちを何もつかまらずに行うのと、壁などに手をついてするのとでは、身体の動く筋肉が違います。



解りにくいかもしれませんが、壁につかまって、壁の方向へ寄りかかると、股関節は内転して、逆の腸骨は下がります。

通常脚をあげると、上げた方の腸骨は上がって、水平を保とうとします。実際には少し上がって、骨盤が交互に動くのです。

こうして私たちは歩くのですが、この動きを、平地でアスファルトばかりを歩くと、あまり使わなくなります。

もし、杖を使い始めたとしたら、杖に寄りかかることになり、杖を持つ手と反対の腸骨が下がります。

杖側のおしりの筋肉が弱って、股関節は内転するだけではく、上に上がって行く力が入ります。

この力が抜けなくなってさらに歩行が困難になっていきます。

動くはずの腸骨が動くか動かせるか。もし、動かず、寄りかかってもないのに、腸骨が下がってしまうのは、トレンデレン症候群という名前がついています。

脚を挙げると言う動きは、バランスを取る必要もあるし、重力がかかるラインと自分の立ち位置を逢わせる必要があって、とても複雑です。

ところが立ち位置を変えると、楽に出来ます。立つとは常にバランスを取り続ける動きであり、静止することじゃないよ。言うことです。



手を使わずに、自分の足で常に動ける、思わず動かしちゃう環境は、



山登りです。


普段使わない筋肉や、もし、あなたが腸骨の動きが少ないとすれば、いつの間にか動くようになります。

ただ、通常とは違って、凸凹、坂道、ぬかるみ、砂利など不安定なので、いつもよりユックリ。いつもより歩幅小さく。がpointになってくるかと思います。

ありがとうございます。