ご無沙汰しておりました(汗)
台風に野菜がやられないことを祈りながら書いています。
自然農5年目の今年は、春から寒く雨が多い年だったせいか、うちの畑の夏野菜たちの育ちは遅かったです。
7月中旬からちらほら採れていたゴーヤは今がピークです。
さて、今年の新しい取り組みとしてネットで見つけたキュウリの1本立ち栽培をやってみましたのでご報告いたします。
実は昨年キュウリの種取りを初めてやって、大成功!とお伝えしていました。しかし、ポットに撒こうと思って袋から出したら、なんと貧相なピラッピラなタネに変わっていたのです。これでは絶対無理と慌てて自然農法センターから新しいタネを購入しました。
右が私の種、薄くて小さいです
今年は寒かったのでなかなか発芽せず心配しましたが、さすが自然農法センターの10個の種は無事に全部発芽しました。
ところが、どうせ無理だけどと撒いていた私のタネ10個からも5本発芽して驚きました。
でも、弱々しいし、どうせ育たないかもと思いつつ、合計15本キュウリの苗を植えました。
いつものように植える場所を決めて
草の根を残し、地面スレスレの成長点から刈り取ります。草の根が土壌菌を増やしてくれているので抜くともったいないことになるそうです。ましてや、耕せば土壌菌が死んでしまいます。
苗を植えて
土は露出させずに草をかけて自然状態に。
苗が育つごとに周りの草を刈り広げます。
ところが、購入したタネの苗よりも、私のピラッピラの種の苗のほうが育ちが早いのです。これには驚きました。貧相なタネでしたが、やはり土の記憶を持っているのかも知れません。さっそく昨年同様キュウリネットは使わず太い麻紐を設置しました。
そんな時、Youtube動画でキュウリの1本立ち栽培を見つけたのです。
親蔓(つる)を摘芯しないで子蔓を摘み、トマトのように蔓下ろしさせる方法です。この方法だと毎日の収穫量は減るけれど長生きさせることができるのだそうです。摘芯するから苗の寿命は短くなるのだと。
たしかに15本もあったらキュウリパニックになりそうだと思っていたのと、昨年は最後の1本まで惜しみながら美味しく食べられたので、もっと遅くまで食べられるのならと、ときめき、さっそくやってみました。
※育ちが遅い自然農なので二期作できないのです。
親蔓がてっぺんの棒に届きそうになると
動画ではヒモはそのままで、苗だけを下ろしていましたが、巻き付いている髭ツルが邪魔なので麻紐を50cm位ずつ足しながら下ろしました。
ところが成長が早いので、2〜3日に一度は下ろし、元気のいい葉っぱもふら下がったキュウリも地面に落とさなければなりません。そこで横Sの字にクネクネとなるよう途中からも麻紐で吊りました。
そして、先週あたりから苗の成長が弱まり枯れる葉も増えてきたので横S字はやめて、まっすぐにしています。上から見るとこんな感じです。
昨日9月19日の写真です
茎がぐるぐるで楽しくなりました。
さて、肝心の採れ具合ですが、今年は少し遅れて7月中旬から採れ始め、8月初めから一週間前までは毎日5〜7本採れ続けました。みそを付けて丸ごとガブリは毎日、漬物と佃煮も楽しんで、時々友人にもあげてちょうど良かったです。
お客様にも何度もお茶菓子かわりに丸ごと出しましたが、一様に「スーパーのと全く違うおいしさ」とか「これはフルーツだ」と言ってもらえました。
お盆頃からは毎日こんな感じでした。肥料を入れなくてこれだけ採れれば幸せです。なにしろ、スーパーの野菜とは全く違う、放置しても溶けない抗酸化物質サルベストロールやミネラルをたっぷり含んだ珠玉の野菜たちです。
昨年は最後のきゅうりを味わったのは9月19日でした。現在は一日で1〜3本しか採れませんが、まだまだ採れそうな雰囲気です。台風で痛まないことを祈ってます。続きは、このページに書き加えてご報告いたします。
(追記)
10月に入ったら、極端に採れなくなり3日で1〜2本のペースでした。そして、最後の1本を味わったのが10月30日。霜が降りて弱りました。最後の1本まで甘くて美味しかったです。感謝していただきました。
ちなみに今年便利だったのがこれ。ゴムで簡単に棚の固定ができました。
(追記)
でも、台風には弱かったです。仮止めや重さのかからない場所の固定にはいいですね。
昨年から使っているこれも欠かせません
タネ取り用のキュウリも育っています。今年はたっぷり熟させます。