開運は自分を知ることから始まる 羽田一彦のブログ -37ページ目

本籍地を移す?

これは私がグループレッスンをしている生徒さんが立てた易の話です。

本人の許可を得て記事にさせていただきました。

世の中にはいろんな占い師さんがいて、いろんな商売の仕方があるもんだ、と思いました。

この方、お知り合いの方に「すごい占い師さんがいるんです。私もその方に見てもらって、ずっと縁が無かったのに、こういう人といつ知り合って結婚する、ってピンポイントで言われたんです。一度行ってみませんか」と誘われたのがきっかけで、都内にある、その占い師さんの事務所に出かけたそうです。

ただ、行くにあたって易を立ててみたところ、出たのが

天山遯初六

だったということで、私に相談がありました。

この易を見て私は「行ったら取り込まれそうだから中止が良いんじゃないの」という話をしました。

が、この生徒さんは、知人の義理もあり、1回だけ、と自分に言い聞かせてその占い師さんの事務所に行ったそうです。

で、その結果・・・見事に取り込まれそうになりました。

次回のレッスンの時にこの時の様子を聞かせてもらったのですが、それを聞いていた他の生徒さん達に、それは絶対におかしい。カルト宗教の勧誘と同じじゃない、なんでそんなに何回もお金払うのよ、それもけっこうな大金じゃないの! とさんざん言われてました。

でも頭ではそう思うんだけど、もう1回行ってみようかと思うんだけど・・・

と、ここでまた、他の生徒さん達から「易の方がよっぽど確かじゃない。いい加減に止めなさいよ」と、けっこう強く言われて納得。


その後、誘ってくれた知人にも、もう行かないと話して、天山遯と逃げることになったのですが、最初に行った時に、「本籍地は移せるんだから、○○神社(この生徒さんの自宅のそばの大きな神社)の住所に移しなさい」と言われたそうです。

で、それが気になる、というので、それでは易を立ててみたら、ということご本人に易を立ててもらいました。

占的は「本籍地を移して良い」「今のままで良い」「方針」の三つです。

ご本人が出した易は以下の通りでした。

本籍地を移して良い、は

風沢中孚上九


今のままで良い、は

山天大畜六五

方針(どっち?)は 
水地比上六


でした。

最初の、風沢中孚上九が出た時点で、心の中で思わず吹き出してしまいました。

風沢中孚上九には「乾音天に昇る」という言葉があります。

乾音とはニワトリのこと。ニワトリが天高く飛び立とうとしてすぐに地面に落ちてしまう、という意味です。

柄にも無いことをしてもしょうがない、と易は言うのでしょう。

次に山天大畜九五ですが、山天大畜は「大きく留める」「大きく蓄える」という意味で、九五は「チャンスがあって、それを上手に活かせる」という意味。

つまり、ここでは大きく留める意味を使って、今のままで良い、と判断しました。

そして方針の水地比上六。水地比は「親しむ」卦ですが、上爻では親しめません。


ということで、この三つの易を総合して判断すれば、本籍地を移す必要は無い。今のままで良い、という結論に達しました。


その占い師さんの商売を邪魔するつもりは毛頭ありませんし、おそらく私には無い特別な能力もお持ちのようですが、あのような商売の仕方はいかがなものかと思いました。

しかし、縁のある方、お金のある方には有り難いお言葉を授けてくれる存在なのかもしれませんね。

今日の出来事

今日の日筮(にちぜい・その日の運勢を周易で見る場合に出しておきます)は天水訟初。

この易を見たときにはいや~な気分になりましたが、これは自分ではどうしようもないこと。

さて、どんなことが起きるのか・・・

あまり大事にならなければ良いんだけど、と思いました。

天水訟は訴訟、つまり争いを表します。争いをしても初爻では勝てる見込みはありません。

自分の言い分を少しだけ言えるだけでも良しとしなければいけません。


今日は新宿でCHAZZ先生のインド占星術のレッスンを受ける日なので、JRに乗ってレッスン会場のある新宿まで出かけたのですが、suicaの残高が無いことに気付き、チャージしたまでは良かったのですが、チャージした際に出した財布をその場に置き忘れて電車に乗ってしまいました。

が、財布が無いことに気づいたのは新宿に着いてから。
朝に軽い食事をしただけだったので、新宿で何か食べてからレッスンを受けようと思い、所持金を確かめようと鞄を探ったところ、財布が無い!

え、あれ、なんで???

新宿駅の改札を出たところで固まってしまいました。

ここに至るまでの経緯を思い出してみると、財布を鞄から出したのはsuicaをチャージした時しかない。
ということは、あそこに置き忘れてたんだ~!


不幸中の幸いで所持金はさほど持っていなかったのですが、クレジットカードやら会員証やらが入っていたし、今は亡き父親と自分が赤ん坊の時の写真が入っていたので、現金はともかく、カードと写真だけでも無事だったらと思い、速攻で自宅近くの駅に戻りました。

途中CHAZZ先生にはメールで今日は欠席する旨を報告した後、無筮立卦で易を立てて、財布が戻ってくるかどうかを占ってみたところ、「風火家人4」、ということで、一応、胸を撫で下ろしました。

家人4は「家を富ます、大吉なり」という言葉があるので、おそらく無事であろうと予測しました。

そして駅に戻って駅員さんに尋ねたところ、「どんな形ですか?」「中身は何が入っていますか?」と一応確認されましたが、カードや写真はもちろん、現金も全くの手つかずのままで保管されていました。

やはり家人4が効いているな~、とは思いましたが、そういえば今日の日筮が天水訟初だったことも合わせて思い出しました。

とはいえ、この程度のトラブルで済んだことは不幸中の幸いだったのでしょう。

お勧めの書籍

説話社より、水沢有先生の著作『易占い』が出版されました。

水沢先生は東海林先生の奥様であり、横井教室の私の先輩でもあります。

私よりも一年早く横井先生に師事しており、師匠譲りの鋭い判断で定評がありました。

現在では実践鑑定は一切なさっておられませんが、この著作『易占い』は手軽な装丁ではありますが、その中身は横井易のエッセンスが詰まった良書です。

一冊の本にまとまっていて、とても手軽に読めますが、これだけの中身を書けるまでに、いったいどれくらいの努力があったのかを想像すると、誠に頭が下がります。


4月からの私のセミナーでは、この著作をベースにさせていただくつもりです。

また、易に興味を持ってらっしゃる方であれば、是非一度は目を通しておいて損は無いでしょう。

四柱推命など干支術にしても周易にしても、ここ数年、読み応えのある良書が出てきたことは斯学に携わる身にとっては誠に有り難いことです。



易占い