テレビ出演で有名な天気予報士クラーク(ジェイソン・ベイトマン)は手話通訳者フロイド(デヴィッド・ハーバー)との共演がきっかけで親密になる。クラークはフロイド主催のホームパーティーに参加すると、彼の妻キャロル(リンダ・カーデリーニ)と知り合いやがて不倫関係へと陥る。そんな二人の情事を知ったフロイドは、ある日公営プールの建物内で死体となって発見される。警察の捜査でフロイドの死因は毒殺だと分かって殺人事件となり容疑者として浮上したのがクラークだった…全7話。U-NEXTにて配信中。
悩める中年の性にまつわる出来事がほんの些細なすれ違いで不幸な事件へと進展する。自由とは?その代償は?このテーマで推理サスペンスを加味したドラマへと構築する。様々な小道具が視聴者をミスリードしていく、この思い込みによる冤罪の怖さが、真相の儚さへと結実する。私たちが求めるスリル(そして野次馬根性)に代償は伴っている。それが可視化されるか否か、日常生活にサスペンスが潜んでいる。
事件は解決に向かうもクラークのパートナーは不倫という裏切りを受け入れなかった。刑法に定めていない行為規範は他者の心を傷つけるか否かのジャッジにスライドしていく。その償いは孤独を背負う。この自由は本当に望んだものなのか。疎外という精神に負を与える副作用が露わになる。
それにしてもモダンラブ役のピーター・サースガード(上写真)巧いなぁ。振る舞いでその人の生い立ちが伝わってくる。個人的に今年の助演男優(その性別カテゴリはどうか)賞を贈りたい。
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