リバイバル上映という事で近所の第七芸術劇場に向かう。
結構、客足が良く、これは主演のピーターフォークの功績なのか?
少なくとも私はそうなのだ。
この作品、彼が出ていなければ退屈する内容。
タイトルロールは地方巡業する二人の女子プロレスラーの愛称であり、
ピーターフォークは彼女達のマネージャー。
三人は各々、今の生活から抜け出したくてお金と名声を求める。
しかしテンポと三人の関係描写が今一つ良くない。
ドラッグ依存症の金髪女(役名忘れた)の過去をもっと描いて、
中盤の「泥レスリング興行」以降もさらにどん底まで
落ちぶれる生活を展開してほしかった。
その方が、彼らの微妙な人間関係の面白さが伝わるし、
お金と名声だけではない、人とのつながりの大切さが
クライマックスシーンとして盛り上がってくる。
ストーリーは物足りないが、改めていう。
コロンボではない生活臭プンプンの役柄がハマッてる。
劇場を出ると、そこは十三の街。
生活臭プンプンのオッチャンがウヨウヨ徘徊していた…