膵臓がん完治までつらかったことベスト10 第5位 | すい臓がんサバイバーhassiの日記

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2023年1月から9年ぶりに再開しました。2019年9月2日にすい臓がんの手術をしてからの闘いは今も続いています。

 第5位は手術の内容を一ヶ月前に主治医から説明を受けた際、肺の機能強化訓練用の器具を渡され、10時間に及ぶ術後の回復を早めるために、運動を積極的にしてくださいという話がありました。執刀医の先生に「ゴルフは」と聞いたところ、真夏ですが、大いにやってくださいとのことでした。

 

 翌日から毎日のようにゴルフに向かうことになるのですが、玄関を送り出す「妻の複雑な顔つき」が第5位です。

 

 というのも、主治医の先生から説明を受けた際に、すい臓がんの手術では、そもそも手術適応になるのが全体の30%程度で、その30%中での手術自体の成功率は90%以上ということでしたが、100人の患者がいるとすると、手術が上手くいかなくて再手術や不幸にも亡くなる人が3人いるということです。手術が無事成功したとしても27人のうち5年生存率は半数程度と、コロナのように病気になるかどうかではなく、一番身近な人の生きるか死ぬかという確率を知らされたことによる「ショック」を引きずっていたことによる「複雑な顔つき」だったのかも知れません。

 

 玄関から送り出されるたびに、一ヶ月後はどうなっているかわからないという不安の表れだったのかも知れません。