膵臓がんと向き合う 第六話 | すい臓がんサバイバーhassiの日記

すい臓がんサバイバーhassiの日記

2023年1月から9年ぶりに再開しました。2019年9月2日にすい臓がんの手術をしてからの闘いは今も続いています。

無事抗がん剤の投与は終わり、MRI検査も6ヶ月間隔となり、本格的なリハビリを始めることになりましたが、その時の体重が60kgで筋肉は極端に落ちていて、特に太もも廻りは10cmほど細くなっていました。とにかく200ヤードも飛ばないゴルフのドライバーの飛距離を伸ばすことを目標にして、毎朝、ゴルフの素振りをすることにしました。というのも、兄とラウンドする機会があり、その時に「もうティーチングプロを辞めたら」といわれたことで、ティーグラウンド立つだけでなくもう一度以前のゴルフに少しでも近づけようと思ったからです。

筋力の衰えている状態での素振りは逆に肩の腱などを痛めやすいので、なるべく軽い素振り練習器具を使うことにしました。フタバという会社から売り出されている練習器具で藤田プロが考案したことでも知られている器具を試してみることに。

 

先ずはこれからという感じで始めましたのですが、軽い割には抵抗力があり、最初は風圧の強い抵抗でうまく振り切れなかったのですが、1ヶ月位して徐々に下半身を使ってそれなりにフルスイングができるようになっていきました。その勢いで、友人の誘いもあり、久しぶりの合宿に出かけることにしました。

最初のハーフは、レッスンをしながらということや肩の神経が伸びる激しい痛みとの闘いもあり、全くゴルフをしているという感覚がないまま42で、レッスンプロとしては情けない結果となってしましました。後半は、体が馴染んできたこともあり痛みはなくなり、何とか36で飛距離もドライバーで220ヤードくらいは飛ぶようになっていました。少しずつ手術前の感覚がもどりつつあること毎朝の素振り練習の結果が徐々に出てきていることを感じる合宿でした。その頃、私のゴルフの一番弟子が、私の元気なうちに日本中でなかなか行くことが難しい名コース巡りをしないかという話があり、「最果てのリンクス弾丸ゴルフツアー」を企画することになり、第一弾として青森県の「夏泊ゴルフリンクス」第二弾「オーシャンリンクス宮古島」にいくことになりました。珍道中の始まりです。

《続く》