膵臓がんと向き合う 第五話 抗がん剤投与おわる | すい臓がんサバイバーhassiの日記

すい臓がんサバイバーhassiの日記

2023年1月から9年ぶりに再開しました。2019年9月2日にすい臓がんの手術をしてからの闘いは今も続いています。

抗がん剤の投与が始まって3ヶ月が経ち、新型コロナの感染拡大が始まりました。抵抗力が落ちる最悪のタイミングでの感染症の拡大で、主治医の先生も大変心配していましたが、うがいや手洗いなどをする以外には対処方法もありませんでした。しかし、幸いにも都心は人流は激減し、日比谷公園、芝公園などはほとんど人影もなく、安心して体力、筋力回復の散歩することができました。一方、内臓再建手術と抗がん剤からくる下痢はどうしようもなく、車の振動や、太鼓の音でもお腹の調子がおかしくなるという状況が続き、食べても食べても痩せていき、とうとう80kgあった体重が60kgを切り、59kgになりました。この時は、頬はこけるのもちろんのこと、手を太陽にかざすと透けて見えるくらいになってしまい、体力も急激に落ちていき、コロナ感染の不安もあり、体力気力ともに低下していきました。何とかMRIなどの精密検査が3ヶ月に一回になった時に仕事を始めるきっかけになったのが、主治医の後押しの一言「何でもやってみたら」でした。この一言で勇気をもらい、たとえ下痢でも出かけるどという気持ちになりました。そして、手術後6ヶ月、抗がん剤治療もおわり、以前の生活に戻すための本当の意味でのリハビリを始めることになりました。

《続く》