今こそファッションを楽しもう! | メンズビギ マルイシティ横浜店 GM(ゼネラルマネージャー)の極私的ブログ

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私の “STAY HOME” も

すでに10日以上過ぎてしまった。

 
当初は、さぞやヒマになるだろうから
毎日ブログでも書こうかと思っていたが、
これが意外とそうもいかない。
 
忙しいのだ…
家事に…。
 
掃除、洗濯、料理は、
もともと嫌いではない。

しかし…
たまにやる男の家事というものは
とかくこだわってしまいがちだ。
これを自慢でもしようものなら、
世の奥様方からヒンシュクを買うだろう。
 
でも普段は見過ごしがちな
水回りのゴムパッキンのカビ、
蛇口の水アカやレンジフードの油汚れに
なぜか果敢に立ち向かってしまう。
常備菜作りなどにも精を出し、
昨日なんか普段は見向きもしない
ぬいぐるみまで洗っちゃったよ…。
 
 
さらに雨模様の今日なんか
和室の襖を塗り替えてみたり…。


そして長~い長~い晩酌…。
しかも早寝早起きだから、
一日があっという間に過ぎていく…。
 
 
もちろん “STAY HOME” 中だから、
外出するのは早朝のジョギングと、
(いや、実はウォーキングだが…)
数日おきの食料や日用品の買い物、
そしてたまに日中出掛ける
人混みを避けての散歩ぐらい…
 
どうしても出勤しなければ
ならない仕事の方を除けば、
これは私だけでなく
皆さんも似たり寄ったりだろう。
 
人との接触を避ければ避けるほど、
他人の視線が気にならなくなる。
 
こうなってくると、近所の買い物や
家の中で過ごす服装なんか
どうでもよくなってくる気持ちも
分からないでもない…。
 
が、
しかし…
 
 
ということで今回は、
『逆にこんな時だからこそ
ファッションを楽しんでみては?』
という、
いかにもいつもマジメな
ファッション記事を書いている風の話だ。
 
 
日本はまだ外出規制が緩い方だけど、
ロックダウンしている欧米の都市では
状況はかなり深刻だ。
 
先日読んだあるニュースが面白かった。
 
『新型コロナウイルス対策による都市封鎖で、一日中家に居てウンザリ…  そんな世界各地で他者の気分を明るくしようと、写真を撮って共有し始めたものがある。それは特別に着飾っての「ゴミ出し」の様子だ。「家でドレスアップするなんて本当にどうかしてると思うけど、この封鎖の間に正気を保つにはこれしかない。オシャレしてゴミ箱をガラガラ外に出すと、ハッピーな気分が戻ってくる!」 これが流行り始めたのはオーストラリアからだが、今では世界各地からカクテルドレスを着たりなどした面白写真が投稿されている…』

 
コレだ!
 
そうなのだ。
私が常々言いたかったのはこのことだ。
(ホントかよ…)
 
ファッションは他者に向けてのもの…
であると同時に、
実は自分に向けてのものである…と。
 
自信をつけたり…
自分を奮い立たせたり…
落ち込んだ気分を高揚させたり…
 
もちろん根本的な解決にはならないが、
一時でも心の負荷を取り払ってくれる
頼もしい存在であることは確かだと思う。
 
人によってはそれが趣味であったり、
音楽であったりするだろう。
 
こんな私だって一日に一回ぐらいは、
この先のことが不安になることがある。
 
でも心の底から辛い時って、
自分なら大好きな音楽でさえ
聴きたくないかもしれない。
 
そう考えると、
服はいつも自分に寄り添ってくれる存在だ。
だって常に自分の体を
包み込んでいるからだ。
いくら絶望したからといって、
裸になる奴はいないではないか!
(当たり前か…)
 
そんな服をないがしろにしてはいけない。
 
*服装の乱れは心の乱れ…

*健全な精神は
    ファッションに宿る…
 
服装は精神的なものであり、
気分を高揚させるツールでもある。
こんな時だからこそ
オシャレを楽しもうではないか!
 
 
どうかな…
いつもよりマシな話でしょ?
 
 
さて…
 
先日散歩に出掛けようとした時、
妻がある提案をしてきた。
それは、
 
『普通に散歩するのはツマラナイから、
いま自分が持ってる服を使って
一番ダサいコーディネートして行かない?』
 
というものだった。
 
それはオモシロイ!
遊び心がある! 

と思い、
私は早速クローゼットの中を
物色し始めたが、
これが意外とムズカシイ…。
 
なぜなら…
ダサい服が見つからないのである。
 
こんなこと言うと
嫌われるかもしれないが、
これは考えてみれば当然のことで、
わざわざダサい服は買わないからだ。
特にメンズビギの服なら
どう組み合わせても
オシャレになってしまうではないか…。
 
着眼点はよかったが、
この遊びは高度過ぎると感じた私は、
さらにヒネリを加えた提案をした。
それは、
 
『相手に架空のキャラクターを指定して
それをお互いコーディネートで表現する』
 
というものだった。
 
この案は即座に満場一致で可決され、
我々は早速実践に取りかかった。
 
まずは相手に表現してほしい
架空のキャラクターや人物像を
お互いカードに書き込んでいく。
これはなかなかの想像力が問われ、
この時点ですでに相当楽しい。
 
そしてそれが出来上がったところで
そのカードを交換するのである。
ドキドキ!ワクワク!する瞬間だ。
 
それにしても…
一度に3人分も寄越しやがったよ!
 
 
私が妻に渡したカードがコレだ!
 
 
私は3人のキャラクターの中から
名前は分からないが、
45歳のスーパー店長を選んだ。
 
さて、ここからが腕の見せどころだ。
こういう人って、
一体どんな服を着るのだろう?
シャツにネクタイを絞めた上に
ビタミンカラーのエプロンだろうか?
想像力がドンドン膨らむ…。
 
このスーパー店長は、
カラオケの十八番が「夢芝居」らしい…
梅沢富美男かぁ…
実際の私は一度も歌ったことがない。
ふーむ…。
 
結局私はボタンダウンシャツの上に
作業着風のショートブルゾンを選んだ。
(画像はなし…)

ところでこの遊びの真骨頂は、
散歩中もそのキャラクターを
演じ続けなければならないところだ。

サングラスと大柄のワンピースを着た 
唐木田洋子(48)が私に話しかけてくる…。
 
「いま、スーパーは大変じゃないですか?」
 
「そうなんです。学校が臨時休校中でパートさんも少ないから、他の従業員にシワ寄せがきちゃって…。いま『特別手当を出してくれ!』と本部に掛け合っているところなんですよ…。ところで、唐木田さんの方こそ…」
 
散歩をする妖しい中年のカップル…
バカバカしいにも程があるが、
この遊びはオモシロ過ぎてクセになる。

でも…

想像力とファッションが合体したとき、
人間は真に解放されるのだ!

だから…

こんな今こそ
ファッションを楽しもう!
 

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                     「 David Bowie」
   “FASHION”

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メンズビギ横浜店  GMより


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