あ!いたっ!
これ、
オレだぁ!
遂に発見したのである。
私は久しぶりの身震いを禁じ得なかった。
なにせ、
あれから36年も経っているのだから…。
それはつい先日のことだった。
仕事から帰宅した私は、
夕食を食べながらテレビを点けてみた。
近頃のテレビはツマラナイ…。
知らない芸能人の話よりも、
カフェでたまたま隣り合わせた
市井の人たちの会話を聞いてる方が
よっぽどオモシロイ…。
地上波番組は全滅で
最後の砦であるBSのチャンネルを
ザッピングしていたら、
NHKのBSプレミアムで
映画「居酒屋兆治」をやっていたのだ。
私は思わず食い入るように観た。
今まで何度も観た映画である。
もしかしたら今度こそ…
という期待があったからだ。
居酒屋兆治…
この映画は日本を代表する名優
「高倉健」の代表作であるとともに、
私「GM」との初共演かつ
私にとっての代表作映画でもあるのだ…
はぁ?
と思われた方は是非コチラを!…
といっても、
読まない人も決して嫌いじゃないけどネ…

「オレの出演シーンは
確かこの辺りなんだけどな…」
と夕食そっちのけで妻と観てた時だった。
「あ! いた! これだ!」
私と妻は同時に声を上げた。
今まで何度観ても見つからなかった、
私の出演シーン(GM19歳の夏…)を
遂に見つけた瞬間である。
そのシーンをもう一度確認して…
いや、何度も観て感慨に浸りたかった私は、
テープを巻き戻そうとしたが、
これはテレビだったことに気づいた。
「DVD買おうかな…」
と私が言うと、
「私のAmazonプライムで観れば?」
と妻が言うので、
その場でレンタルしてもらうことにした。
スクショができないので、
妻のスマホでそのシーンを流し、
それを私のスマホで撮影することに…。
そのシーンは…
妻と細々と営む煮込みが自慢の居酒屋兆治。寡黙で愚直な兆治(高倉健)が、酒癖が悪く態度が横柄な先輩で常連客の河原(伊丹十三)の放った一言に耐えきれず、殴って怪我を負わせ逮捕された。煮込みの火入れが気がかりだった兆治は、6日間の拘留後に釈放された。夫の代わりに毎日火入れを欠かさなかった妻の茂子(加藤登紀子)が迎えに行くと、函館西警察署の前では夏祭りが行われていた…
私が歓喜に身を震わせていると、
「じゃあ、居酒屋代の400円頂戴!」
と妻が言った。
それは恐らくビデオレンタル代のことだ。
「え!? でもオレ、
この居酒屋で一滴も酒呑んでないし、
自慢の煮込みも食べてないけど…」
と私は応えた(←ココ笑うとこ)
ところで…
この映画には日本を代表する大物俳優が
たくさん出演している。
高倉健を筆頭に、大原麗子、田中邦衛、伊丹十三、加藤登紀子、平田満、大滝秀治、佐藤慶、小林稔侍、左とん平、ちあきなおみ、小松政夫、あき竹城、武田鉄矢、石野真子も?…
さて…
そんな錚々たる顔ぶれの中で、
一人だけ異色の俳優がいた…。
それは…
居酒屋兆治の常連客でお調子者の
函館市役所職員の佐野を演じる
“日本音楽界のレジェンド”
細野晴臣である。

本人にとっては
消し難い過去かもしれないが、
いい味が出てる…
居酒屋兆治の煮込みのように…。
(食べたことないけどネ)
……………………………………………………………………………
「細野晴臣」
“恋は桃色”
……………………………………………………………………………
メンズビギ横浜店 GMより
コチラも見てネ❗️

