“東京散歩”の記事。
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今回はその第3回目である…
といっても、
この3回分はたった半日の出来事なのだ。
ブログネタとして、
これほどコスパが高いことはない。
しかし、時間が経てば経つほど
記憶が薄れてくるのが玉にきず…。
(玉にきず…いい表現だ)
ところで…
今後も続くかどうか
自分でもサッパリ分からない東京散歩だが、
私はこれを遂行するにあたり、
散歩中の行動に厳格なルールを課したのだ。
それは…
①買い物は極力控える
②アルコールの摂取は極力控える
③同じ場所に長時間留まらない
④はとバスやタクシーには乗らない
⑤敢えて緻密な計画を立てない
当たり前といえば当たり前なのだが、
どれも本来の目的である神聖なる散歩行為を
逸脱することになるからだ。
私の場合、ちょっとでも気を許すと
①と②と③に陥りやすいのである。
いや、気持ちをしっかり持ってないと
④でさえ怪しい。
さて…
目的の東京タワーを出た我々は、
この後ノープランであった。
普段の私なら①か②に流れ込むところだが、
何事も最初が肝心である。
近くに面白そうな所はないだろうか…
すると、パワースポット好きの妻が
愛宕神社を提案した。
二人とも初めてである。
スマホで場所を調べ始める妻を横目に、
私は交番の前にある地図看板を見た。
こうして書くと
アナログな奴に思われるだろうが、
私には特別な才能があるのだ。
それは、Googleマップやカーナビよりも
動かない地図を見ただけで一瞬のうちに
周辺の地理を把握できるというものだ。
あ、それってアナログのことか…。
しかし、この特殊な才能は
文明の利器に頼りすぎのデジタル人間よりも
有事の際には圧倒的有利なはずだ。
今まで道に迷ったことすらない
人間方位磁石の私は、
ずんずんと道をナビゲートしていく。
愛宕トンネルが見えたので、
我々は迷わず中をくぐった。
ほら、やっぱりあった!
愛宕神社参道の矢印が見えたので
我々は迷わず階段を昇った。
あまりの急峻な傾斜に息が切れる。
しかもこの階段は
人がスレ違えないほど狭い獣道のようだ。
実際に誰もいない。
果たして本当にこの道でいいのだろうか…
と不安になったその時、
視界が開けた。
ほら、やっぱりあった!
そこは神社の裏手だった。
表側に廻ると予想以上の人出だ。
ここは出世神社とも呼ばれる、
都内有数のパワースポットだったのだ。
奉納者の名前を見ると有名企業や
財界人の名前が並んでいる。
それにしても平日の昼下がりに
よくもこんなに人がいるものだ。
『へぇ~、世の中には出世したい人が
こんなにたくさんいるんだぁ…』
と冷ややかに思ったその時、
ふと疑問が湧いた。
そういえばこの人達は、
一体どこから入ってきたのだろう?
と思い周辺を見回した。
ほら、やっぱりあった!
そこには表参道の立派な階段があった。
さすがの妻も
ここでは私の背中を押すことはなかった。
生きて帰っても明らかに殺人未遂になる。
たとえ『ここで蒲田行進曲の階段落ちをやったら100万円あげる』と言われてもお断りだ。
いや、でも100万円だったら…
いやいや、やっぱりムリムリ。
我々は手すりをしっかり握りながら、
一歩一歩着実に階段を下った。
しまった❗
今降りてきた階段こそ
出世神社と呼ばれる由縁となった
“出世階段”だったのだ!
ということは…
私達は裏階段を使って出世し、
正攻法の出世階段から
自ら降りてきたことになるではないか!
ま、いいか。
どうせオレなんか
GM(ゼネラルマネージャー)止まりだし…。
あ、ここまでの話
あんまり面白くないですか?
どっちにしても今回はまだ続くのである。
これからもっとオモシロイ話が…
というのはウソで、
さすがの私でもたった半日の話を
4回に分けて書くのは気が引けるから…
愛宕神社の後は再び日比谷方面へぶらぶら。
さすがに疲れてきた我々は、
虎ノ門ヒルズに佇むアンダーズ東京直営の
「ペストリーショップ」で
ケーキとコーヒーを…
やればできる!
再び歩き始めると、
雲の切れ間から青空が覗き始めた。
ここからは一気に歩こう!
銀座方面…
またの機会に攻めよう。
はい、ここで終わり。
皆さん、最後までお疲れ様でした!
あ、ここまで読んでないか…。
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「Deep Purple」
“Woman From Tokyo”
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メンズビギ マルイシティ横浜店 GMより
コチラも見てネ❗

