お客様スナップ…
今回のお客様は、
このブログを通じて知り合った
いわゆるブロ友？さんなので、
こっちのブログに登場してもらおう。
すでに何度かご登場頂いている、
さとまるさんだ。
（前回の登場記事）
読者さんの中には
ご存知の方もいらっしゃると思うが、
さとまるさんのロックの知識はハンパない。
この人、一体何者？ と思っていたら、
２年ほど前に
ひょっこりお店に現れたのである。
それ以来、ちょこちょこご来店されては
お買い物をされるようになり、
いつの間にかお得意様と化してしまった。
今ではすっかりスタッフ全員と
打ち解けた仲なのである。
一度お嬢様を連れてご来店された時、
たまたま居合わせたPR担当（私の妻）に
さとまるさんを紹介したところ、
彼女は何を勘違いしたのか、
「今日は奥様とご一緒なんですね？」
と言ってしまった、、、
慌てた私は、
「違う違う、お嬢さんだよ！
この歳の差じゃ犯罪になっちゃうよ！」
一瞬、空気が固まった後、
その場に居合わせた全員が大爆笑となった。
寛大な父娘である。
ところで、最近のさとまるさんは、
以前の印象よりもワイルドで
ワルな感じになってきた。
（あ、本物のワルではない…念のため）
髪と髭を伸ばしているからかもしれない。
なかなかイイ感じである。
今回は、故郷の北海道で
久し振りに開かれる同窓会に出席するので、
先月購入されたジャケットにも合う
シャツを物色にいらした。
私がオススメした一枚は、
第２候補にコチラの花柄シャツも❗
特に私は最初の開襟シャツを大プッシュ❗
その日はちょうど色違いを着ていたからだ。
「えぇ!? これちょっと派手じゃない？」
「全然派手じゃないですよ。
これ、今ボクが着ている色違いだけど、
こっちの色の方が落ち着いてるし、
このあいだのジャケットにもピッタリだし。
このレトロな感じはオヤジが着た方が
断然カッコいいですよ！」
「そうかなぁ？」
「そうですよ！ このちょっと色気のある
ワルな大人の男の雰囲気は
今のさとまるさんにピッタリですよ！
せっかくだしボクと色違いで着ましょうよ！
ウチのスタッフも全員着てるし、
さとまるさんも着れば
これで四兄弟の完成ですよ！
もちろん、さとまるさんが長男だけど…」
ふーむ…。
今、書きながら思ったが、
我ながらヒドイ接客である。
“ボクと色違いで着ましょうよ！”
とか、
“四兄弟の完成ですよ！”
とか…。
論理性の欠片もない。
そこにはただ
意味不明の熱量だけがあったのである。
しかし、時として熱量は論理性を超える…
私の意味不明な熱量に気圧された
さとまるさんが試着すると…
ほら、やっぱり！
見事に似合っていたのである。
これにはご本人も納得！
結局、さとまる兄貴は開襟シャツを選んだ。
そして翌日…
通路の向こうから、ちょっとワルな感じの
自由人らしき大人の男が歩いてくる。
あれ⁉ デジャヴ❓
よく見ると、さとまる兄貴だ。
２日連続の来店は初めてである。
まさか、昨日の開襟シャツが
家族に不評だったのだろうか？
「どうしました？ さとまるさん」
「いやぁ～、昨日ススメてもらった
もう一枚のシャツの方も気になってねぇ～。
昨日も途中で引き返そうかと思ったんだけど
バツが悪くて…」
と、やや恥ずかしそうに言う。
実は昨日、このシャツを試着した時、
「これ、女子ウケ抜群ですよ…へへへ」
と、さとまる兄貴の耳元に囁いたのである。
（実際には“へへへ”は言っていない…）
時として論理性や熱量をさらに上回る、
“女子ウケ”という殺し文句が
効いたかどうか分からないが、
結局、さとまる兄貴は花柄シャツも
お買い上げ。
これまた、とっても似合っていた。
さて、その日さとまる兄貴は
この後アチコチ行くところがあると言う。
私が問い詰めると、
「田舎の同窓会だからさぁ、
絶対二次会はカラオケなんだよ。
オレ、邦楽で唄える曲あんまりないから、
CD屋寄ってからワンカラで特訓してこようと思って…」
「アハハ！それボクと同じ！」
さとまる兄貴は、
いつもの愛嬌のある笑顔で帰って行った。
なんだか余計なことまで
書いてしまったかもしれないけど、
さとまる兄貴なら許してくれるだろう。
寛大だから…
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守備範囲の広いさとまるさんに、
一番好きなバンドって何？
って聞いてみたら意外な答えが…
それは英国の国民的ブギーロックバンド
「ステイタス・クォー」だった。渋～い！
てっきり「ジェネシス」かと思ったのに…
「STATUS QUO」
“Whatever You Want”