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オイラはドラマー♪
ヤクザなドラマー♪
オイラが怒れば♪
嵐を呼ぶぜ~♪
~嵐を呼ぶ男 ~ By 石原裕次郎
あ、べつに気がフレたわけではない。
実は…
今まで黙っていたが、
私の趣味の一つはドラムである。
なぜ黙っていたかというと、
誰にも聞かれなかったからである。
私は他人に聞かれもしないことを
ベラベラ喋る男ではない…って、
今、積極的に喋っているが。
そもそも他人から
「貴方はドラム叩いてる顔ですね?」
とか、
「今から貴方の趣味を当ててみます。
貴方は絶対ドラムでしょう?」
なんて、
ピンポイントで聞かれるはずがない。
思い起こせば私は、
小学校の頃からドラムに憧れていた。
それはたぶん、
運動会の入場行進で聴いた
鼓笛隊の音とリズムに
血が騒いだのが発端だったのかもしれない。
早熟である…。
その後GM少年は、暇さえあれば家で
文明堂カステラの箱や風月堂ゴーフルの缶を
台所にあった菜箸で叩いていた。
それを不憫に思った優しい母は、
「GMちゃん、そんなにドラムが欲しいなら
買って上げようか?」
と言ったのである。
思わぬ甘い言葉に驚いた私は、
ちょっと考えた末に
「いいよ、いらない」
と答えた。
早熟だった私は、
家庭の経済事情を忖度したのだ…
というのはウソで、
『一体、この狭い部屋の
どこにドラムを置くんだよ!』
とか、
『こんなの叩いてたら
近所から苦情が来るだろ!』
などと、
およそ当時の子供らしからぬ
現実的な問題に目を向けたのである。
やはり、早熟である…。
おそらく当時の母は、ドラムがどんなものか
よく分かっていなかったはずだ。
もしかしたら、
タンバリンと勘違いしていたフシがある。
さらにもう一つ…
こんなものを買って貰ったら、
途中で『飽きたから、辞~めた』とは
絶対口にできないプレッシャーに怯えたのだ。
その代わり私は、
母とデパートに行ったついでに楽器売場で
スティックを買って貰うことにしたのである。
世界GM遺産に登録されている。
小学生ですでにマイスティックを
手に入れたGM少年は、
もはや文明堂の箱や風月堂ゴーフルの缶では
ウルサくてすぐ壊れることに気づき、
枕や下敷きを叩くことにした。
その後ロックにのめり込み始めたGM少年は、より激しいエアードラムに熱中していくのである。
そして思春期になったGMは、
社会や大人の管理体制に反発し?
そのスティックを
なぜか 黒く塗って しまったのである。
続く…(たぶん)
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【ロック名ドラマー列伝 Vol.1】
ストーンズ独特のグルーヴを陰で支える
名ドラマー「チャーリー・ワッツ」
左手でスネアを叩く時は、
ハイハットを叩かないのが彼の流儀である。
「The Rolling Stones」
“Paint It Black”
(黒く塗れ)
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メンズビギ マルイシティ横浜店 GMより