虐待を受けて育った人のブログ -16ページ目

虐待を受けて育った人のブログ

僕は父と継母に虐待を10年以上受け続けて育ちました。児童相談所や児童養護施設を経て社会に出てからも葛藤の連続でした。そんな僕の過去と現在について書いています。

 

mixiでこんなコミュニティを作りました。
 「児童養護施設にいた人のコミュ」
児童養護施設に入っている人や、
入っていた人限定のコミュニティです。

僕は、15歳で施設を出て、働きながら高校へ通いました。
あれから20年が経ち、現在は35歳。
ここまでを振り返って思ったことは、

「親の頼りなしで、生きていくことは大変」ってこと。
なにが大変かというと、
「困ったり悩んだ時に相談できる大人がいない」 ということです。


全部自分の判断。

得たものももちろんありましたが、失敗したこともたくさんありました。

僕は、大人への不信感から施設の職員とはほとんど口を聞きませんでした。 
学校の先生も同様です。 
そのせいもあって、施設を出てから相談できる大人は1人もいませんでした。

 

児童養護施設を退所したら、 ほとんどの人が一人暮らしをします。 
その中で、色々な疑問や問題が生じます。
お金・・・仕事・・・人間関係・・・などなど。 

そんな色々な疑問や問題を 
施設に入っていた人同士でそれぞれの知恵を出し合って 
みんなで助け合って、頑張ろう!というのがこのコミュニティの目的です。 

一人ひとりが、未来をしっかりと見据えて

自分の力で人生を切り開いていくためのきっかけとなるのであれば、
弱音でもなんでも吐いたらいいんです。愚痴ったらいいんです。
何でも聞いたらいいんです。

将来、実現したい事が色々あります。
それには、今は足りない事だらけです。
冷静に現状を見つめ、実行していきます。


もっともっと色々頑張らないとだなぁ。
日々精進ですね。



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父と暮らし始めてしばらくしてから、怒鳴られたり叩かれたりすることが増えてきました。
大きい声を出されることさえ怖かった僕達は、父の顔色をいつも伺いながら生活していました。

何で怒られているのかがあまり分かっていないので、顔色で判断するしかなかったのです。

 

そんな生活をしていたある日のことです。

その日の夜ご飯はコンビニ弁当。
弟の隆は、嫌いな食べ物があったのか弁当を少し残してゴミ箱に捨てました。

父に内緒です。食べ物を捨てたことがバレたら間違いなく叩かれるからです。

しかし、捨てた弁当は父にあっさりと見つかってしまいました。
”いつもの”が、隆に向けて始まりました。

『ごめんなさい…。』と泣きながら必死に謝る隆。
しかし父の殴る手は止まるどころか、激しさを増す一方。
その日の”いつもの”は長く感じました。

 

涙と鼻血でグシャグシャ…フラフラの隆を父は、今度は風呂場へと連れて行きました。
シャワーの音と隆の泣く声。

隆は…風呂場でなにされているんだろう?

僕は、怖くて動けず風呂場に行くことができません。
心臓の音がハッキリ聞こえるくらいバクバクしていました。

 

しばらくすると、風呂場から聞こえていた隆の声が止みました。
『ここで反省しろ!』
父の声が風呂場で響きました。
息を切らして戻ってきた父。隆の姿はありません。

『お前もさっさと飯食え!』
そう怒鳴る父。

そして、数十分後

『風呂場からアイツを連れてこい!』

と父に言われました。
僕は急いで風呂場へ向かいました。

浴室の扉を開けたのですが隆がいません。
浴槽はフタがしまっていて、洗濯カゴと椅子が乗っていました。
僕は、そっと浴槽のフタを開けてみました。

お湯の入った浴槽には、うつ伏せで浮かんでいる隆がいました。

声をかけても返事はありませんし体もピクリとも動きません。


『お父さん…隆が起きないよ…!ねぇ!起きないよ!!』
泣きながら僕は、父にそう言いました。

父はすぐに救急車を呼び人工呼吸を始めましたが、隆は目を覚ましません。

人工呼吸によって、隆の吐き出した食べ物が床一面に散乱している中

父はひたすら人工呼吸を続けました。

 

いてもたってもいられない僕は、靴も履かずに外に出て泣きながら救急車を待ちました。

早く…早く来てよ…

 

到着した救急隊員に泣きながら僕は言いました。

『ねぇ…隆を絶対に助けて!絶対に助けて!』

 

しかし、隆は目を覚ますことはありませんでした。

 
しばらくして警察が来ました。
事情を聞かれる父は、何かを必死に説明していました。
警察が帰ってからのことはあまり覚えていませんが、

分かっていることは、父が隆を殺したということ。

 

数日後、隆のお葬式がありました。骨になった変わり果てた隆を見て驚きました。

小さな小さな骨壺に入った隆を見て、もう二度と会えないということを自覚した僕は

声を出して鳴きました。父も泣いていました。泣いた父を見たのはこの時が初めてでした。

 

お母さん、そして隆もいなくなった僕は本当に一人になってしまいました。

この頃の僕は、極度のストレスにより円形脱毛症で髪の毛が全て抜け落ちていました。
 

 

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先日、「ホームスタート・ジャパン」という
家庭訪問型の子育て支援に取り組んでいる 団体の方と、お会いさせていただきました。

現在の日本は、社会構造が 「核家族化」、「地域のつながりの減少」と変化しています。
「子育て」が、「孤育て」となってしまい、
それがきっかけで児童虐待をしてしまうことが少なくありません。
厚生労働省のデータでは、 児童虐待の加害者は
実母が一番多いという結果が出ています。  
厚生労働省 「児童虐待の現状」

僕自身も、子育てを頑張ってくれている妻をいつも見ていますが、本当に大変だと思います。
以前、育児休業中の妻が
「子供はもちろん可愛いけど、 ずっと一緒にいると・・・
そして他の人と会話をすることがないと 気持ちが滅入っていく」
そう言っていたのが印象的でした。

子育ては分からないこと、思うようにいかないことの連続です。
結果的には親として、人として成長はできるのですが
直面している最中は、なかなか冷静にはなれません。
現在は、児童虐待を通報することが、当たり前となってきましたが
通報すること以外に、地域住民ができることはやっていこう!
それがホームスタートの活動のコンセプトです。

ホームスタートには、 各地域ごとに
「ホームビジター」
と呼ばれる 子育て経験者のボランティアで構成されており、
子育てひろばや公園、講座に出かけづらい親子や
身近に子育ての不安や悩みを話せる人がいない親を対象に
 ・傾聴 ⇒ 親の気持ちを受け止めて話を聴くこと  
 ・協働 ⇒ 親と一緒に家事や育児、外出をすること
これらが主な活動となります。

詳しくは、こちらをご覧になってください。
 ホームスタート・ジャパン

今回は、その「ホームビジター」の方と、
利用者とホームビジターをつなぐ「オーガナイザー」の方、2名とお会いして

様々な事例などを交えてお話を聞かせてもらいました。

日本は、「子育て支援」に関しては
まだまだ遅れをとっている国だそうです。
「子育てをしにくい環境」
これもまた少子化の要因だと思います。

色々お話を聞かせてもらった中で、 印象的だった事例を1つ。


ある利用者(母親)は、子育て中の孤独感が引き金となり
家事にも育児にも意欲的になれませんでした。
部屋は散らかったまま、子供はほったらかし。
更に旦那は遅くまで仕事という状況。

やらなきゃいけないのは、分かっているけど・・・できない。
そしてできない自分に、自己嫌悪。
そんな方だったそうです。
ホームビジターの方は、その母親宅へコツコツと通いました。
とにかく話を沢山聞いてあげました。
そして通い続けること1年。
結果、母親は見事に回復し、自分自身で家事ができたことに喜んでいたそうです。
更にホームビジターとして活動したい、とまで言ってくれました。
そんな母親が、通い続けたホームビジターの方に言った言葉が、
「今までの来てくれた役所の職員や、どのカウンセラーよりも

あなたが一番、私の話を親身に聞いてくれていた。ずっと寄り添ってくれていた。」
そう言っていたそうです。
実は、この時に通っていたホームビジターの方は
自分自身が子育て中に、同じような悩みで
子どもに手をあげてしまったことがあったそうです。
だからなんとか助けたい。そう思っていたそうです。

もちろん話す人との相性もありますし

母親本人の、気持ちの変化などもありますから
役所の職員やカウンセラーが駄目という事ではありません。

なにが言いたいかというと、資格や技術よりもまずは

『寄り添ってあげたいと心から思う気持ち』

これがとても大切だということです。

ホームスタート。 とても素晴らしい活動だと思いましたし、色々と勉強にもなりました。
日本でも少しづつ広がっているようですが、知名度はまだまだ低いようです。
もっともっと広がってほしい活動です。

 

 ホームスタート・ジャパン

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先日、区内の
「市民活動支援センター」という所に行ってきました。
支援活動に関して、色々と相談したいことがあるからです。

ここではNPO法人設立の相談や、情報の提供なども行っています。
すべて無料です。
イベントや講座などに使用する場所も有料で貸し出してくれます。
無料相談とはいえ、かなり親身に相談にのってもらえました。
知らなかった情報もたくさん得ることができました。
こういう窓口は本当にありがたいです。
なにしろ、全てがゼロからのスタートですから。

今後の活動予定がまとまってきました。
まずは、児童養護施設。
近所にかなり大きな児童養護施設がありました。
早速アポイントの電話をし、今週か来週あたりで訪問日が決まりそうです。

児童養護施設では、
 ・退所した子どもたちのその後
 ・退所者からどんな相談を受けているのか
 ・どんな支援が必要か

この辺を、聞かせてもらいたいと思っています。 
また、AFSの事業として考えている食コミ(⇒詳細はこちら)を、

退所した子どもたちに伝えてもらうことはできないか相談してきます。

せっかく訪問するので、目的をしっかりとまとめて
それを明確に伝える万全の準備をしなくては、と思っています。

これからは、色々とActionしていきます。

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母と僕たちとの3人の生活が始まりました。
お父さんと別々に暮らすことで寂しいという気持ちはありませんでした。

母は仕事が忙しく、朝から晩まで働きに出ていましたが
幸いにも母は親戚が多く、兄弟も仲が良かったそうで
皆で協力しながら僕たちの面倒を見てくれていました。

別居してからしばらく経った頃、一本の電話が。
母は真剣な表情でこう言いました。
『お父さんと会うことになったから、一緒に来てくれる?』と。

”なんでまたお父さんと会わなきゃいけないんだろう?このままでいいのにな…。”

出かける準備をしている母の横顔は
どことなく悲しそうでした。

父との待ち合わせ場所は、駅近くにある公園の噴水前で、
すでに父は待っていました。父は母の顔を見た瞬間に駆け寄って母を殴り倒しました。
倒れた母に馬乗りになって怒鳴る父。驚きと怖さで立ち尽くす僕たち兄弟。
なんとか父を振り払った母は逃げるように、その場を立ち去りました。
状況がよく分からない僕たち兄弟は手をギュッとつないで、そんな母の背中を目で追うことしかできませんでした。

こうして僕と隆は、父に引き取られ父との生活が始まりました。

父と暮らし始めてしばらく経ったある日、父は言いました。
「お母さんは、もうお母さんじゃなくなった。」
その時は言葉の意味が分かりませんでしたが後に父と母は、離婚をしたのだと分かりました。
あの時、逃げるように去って行った母が、僕達が見た母の最後の姿でした。

僕と隆は間もなく保育園に入園しました。
他の子達のお母さんを見ていつも思っていました。
”いいな。みんなお母さんがいるんだね。”
そう思うたびに、涙が出そうになりましたが
”お母さん…いつか迎えに来てね…”
そう信じて待ち続けました。

しかし待っても待っても、お母さんが僕たちの前に現れることはありませんでした。

ある日、布団に入った時、涙が止まらなくなりました。
絞り出すように言いました。
「お母さんに会いたい…会いたい…会いたい…」

でも、その時僕は悟りました。
もうお母さんには二度と会えないのだな…と。

 

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