2020新春、今年はまず南へ向かう旅 3日目 (1/2)
おはようございます。今朝もまた朝が開けきらないうちからのスタートとなっております。ただ空を見上げると、どうも一面、雲が掛かっているようです。天気の崩れがなければいいのですが。それでは今日も張り切ってまいりましょう!さて青春18きっぷは昨日までが使用期限なので、今日からは新しいきっぷを使います。そのきっぷというのが、昨日のうちに熊本駅で買っておいた「旅名人の九州満喫きっぷ」というものになります。このきっぷはJR九州の他、西日本鉄道などの私鉄や第三セクター路線、熊本や鹿児島の路面電車などにも乗ることができます。ただしいずれも有料特急には乗れない、という制約はありますが。このきっぷだったら九州島内をさらにディープに鉄道旅行していくことができますね。それでは今日も出発です。まずはホテル最寄りの電停から、市電に乗って熊本駅前まで向かいます。もちろんこの熊本市電も「旅名人の九州満喫きっぷ」のエリア内になってますので、乗れるはずです。しばらく電車に揺られて熊本駅に到着しましたが、実はこのきっぷにも日付印が必要とのこと。路面電車の運転士さんに恐る恐る見せてみたところ、そのまま素通りしていいよ、とのことでした。その直後に熊本駅にて日付印をもらったので事なきを得ましたが。そんな熊本駅ですが、昨日は暗くてよく見えなかったものの、改めて明るくなってみると、かなり立派でしかもクールな感じの駅舎になってますね。エキナカショップもかなり充実しているみたいですね。そんなわけで今日もまずは朝ご飯ですが、今回は熊本駅新幹線口にあるうどん屋さん「まるうまうどん」に来ました。こちらは駅のうどん屋さんですので、朝早くからやってますが、今回こちらでいただくのはお店にもばーんと出てました、熊本名物の太平燕になります。こちら要はちゃんぽんの麺が春雨になったやつなので、過去の経験から腹持ちが良くないことがわかってます。なのでいっしょに、これまた熊本らしく高菜ご飯も追加しました。しばしののちに登場してまいりました。それではいただきます。やはり本場でいただくと、とっても美味しくて、しかも寒い朝には体も温まって、いい朝ご飯でした。それでは食事を終えたところで移動開始となります。まずはJRの普通電車・鳥栖行きに乗車します。昨日と違ってクロスシートの車両でした。長距離の移動でもこれだと快適ですな。ただその快適な車両を楽しむのもわずかでした。次の上熊本駅にて電車を降りることになります。なんか駅のホームからかなり雰囲気が違った感じになってるこちらの駅もとなりの熊本駅同様、かなりクールな駅舎に様変わりしておりました。熊本駅同様のデザインということで統一性もあるので、さらにいい感じにカッコいいですね。さてこの後ですが、ローカル私鉄熊本電鉄の電車に乗ってみます。こちらも「旅名人の九州満喫きっぷ」のエリア内なので、乗り放題なわけです。JRの駅の目の前にあるかわいい…というか簡素な駅舎に行ってから、しばらくすると2両編成の電車が登場してきました。なんか見た目のカラーリングから、かつて東京メトロ日比谷線で活躍していた車両のように見えます。まあ地方のローカル私鉄ではよく見られる風景ではありますね。そんなわけでこの北熊本行きの電車に乗って出発です。上熊本を出発してからの沿線は結構住宅や団地が広がった中を進んでいきます。思ってたより乗ってくるお客さんが多かった気がします。そしてそのうちに終点の北熊本駅に到着となりました。ここから乗り換えとなります。その後すぐに向かいのホームにやってきた御代志行きの電車に乗り継ぎができます。登場してきたのは前面からくまモンな、側面にも車内にもとことんくまモンざんまいの電車でした。この電車に乗って先へと向かいます。北熊本から先も比較的住宅が立ち並ぶ中を進んでいきます。思ってたより沿線人口多いのでは?と思ってみてましたが、そこには思わぬライバルが…どうもこの線路に沿ってバスが運行されてるようです。しかも運行しているのは同じ熊本電鉄だったりするわけで。このあたり、乗客の奪い合いになっちゃわないか、ちょっと心配になってしまいます。その後の堀川駅にて電車の行き違いが行われますが、やってきたのももちろんくまモン電車でした。こちらの電車に比べたらくまモンの量はすくないですが、とことんくまモン推しな路線なわけです。行き違いのあと、しばらく進んで三ツ石駅に到着します。この三ツ石駅は九州自動車道の高架下にある駅で、ここから高速バスに乗り換えることができるとのことです。が、今日この電車から利用される方はおられない様子です。タイミングが合わなかったのかな。その後の黒石駅でも電車の行き違いがありましたが、やってきたのは銀色の車両でした。こちらはあんまりくまモン推しではないみたいです。まあこういう車両も必要ではありますな。そしてようやく終点の御代志駅に到着となりました。思ってたより短い路線ではありました。ただこの御代志駅の駅前はバス乗り場になっていまして、バスでさらに先の菊池温泉方面へ行けるようになってるみたいです。先ほど並走していたバス路線というわけですな。ただその後、菊池温泉方面へ向かうバスがやってきたにも関わらず、実際そちらに向かう方はおられない様子でした。そんなわけでしばらく駅前をうろついてから、先ほど乗ってきた電車にて戻ることにしましょう。折り返しこの電車は藤崎宮前行きとなります。折り返しなのでほぼ景色は先ほど見てきたものなので、淡々と移動に費やしますが、やはり熊本の市街地方面へ向かう電車ということもあって、乗客が多くなってきまして、立って乗車されてる方も多くいました。そんなわけですが、先ほど乗り換えた北熊本駅で多少の乗客は降りていきましたが、その後も混んだままで終点の藤崎宮前まで到着となりました。この駅には立派なホームがあるにも関わらず、ワンマン列車なので精算は車内で行うため、結構降りるのに時間がかかっちゃいました。ホームに駅員さんを置けないんですかねえ。そんなわけで大勢の方が降りていったのですが、どっちに行ったらいいのかが分からないので、とりあえず僕もその人たちの流れに乗って進んでいくことにしました。そんなわけで流れに沿って進んでいくと、そのうちに上通アーケードへやってまいりました。なかなか広くて長いアーケード街でして、入ってすぐに熊本ラーメンの名店もあって、ちょっと惹かれるものがありますが、残念ながら開店前なので先へ向かいます。その後歩いていった先は熊本の市街地の中心部に来ることができました。そしてさらにはこの通りには路面電車も走ってまして、すぐそばが通町筋という電停でしたので、ここから路面電車に乗って崎へ向かうことにします。電車を待っている間、電停からはちょうど熊本城の天守が見えました。先の地震で崩壊してしまった熊本城ですが、徐々にその形を取り戻しつつありましたね。その後にやってきた熊本駅前方面の電車に乗車します。電車に乗ったらすぐ、今度は再建中の石垣も見ることができました。こちらはまだまだ時間がかかりそうですが、なんとか復旧していただくよう、がんばっていただきたいものです。さらに先には、こちらもリニューアルしたばかりの交通センター改めて桜町バスターミナルがありました。こちらはまたお世話になる機会はあるでしょうから、今回は素通りで行きます。そしてしばらく電車に乗り続けて、またまた熊本駅まで戻ってきました。もちろん今回も「旅名人の九州満喫きっぷ」で運賃がまかなえますので、そのまま見せて電車を降りました。さてこの後ですが、次はJRで移動して行きます。改札を入ってホームに上ってきたところ、ちょうど三角線の観光特急「A列車で行こう」が止まってました。せっかくなので、外からいろいろ見せていただきましたが、やっぱ、カッコいいですなあ。ただこちらは特急列車ということなので、「旅名人の九州満喫きっぷ」では乗車できません。まあ三角線は昨日の夜に乗ってきたので、今回は見送って、普通電車の八代行きに乗車いたします。今回もまたクロスシートの車両でした。乗り心地というか、景色を眺めながらの移動にはこのタイプがやっぱりいいですな。席についたところで出発となります。昨日は真っ暗なのと混雑してたのとで景色を見ることは難しかったのですが、今日は曇りながらも車窓を見ることはできました。富合駅の先には新幹線のみ車両基地がありますが、今日はほとんど出払ってるみたいです。さらにその先が昨日の分岐駅である宇土駅になります。結構ここで降りる人も多かったです。そんな宇土駅を過ぎると、景色はかなりのどかなものになりました。しばらくそんな景色が続き、乗客も徐々に減っていったところで新幹線の橋脚が近づいてきたと思ったら新八代駅に到着となりました。そしてその次が終点の八代駅になります。ここで電車を降りました。とりあえず次の列車までかなり待つのと、時間的にはお昼ご飯どきといいうこともあって、ご飯を食べたいのですが、駅周辺にこれといったお店もないので、少し歩いて行きます。そして八代駅から10分ほど歩いたところのラーメン屋さん「北熊」にやってきました。このラーメン屋さん、熊本のチェーン店ですから、まあ間違いはないでしょう。ってか、朝の太平燕、腹持ち悪くて、お腹ペコペコなのです。開店時間よりちょっと早く着いちゃったので、少し待ってからあったかい店内に入りまして、いざ注文です。今回こちらで、きくらげ入り支那そばをいただきました。いかにも熊本ラーメンな豚骨ラーメンでして、熊本を実感しながら美味しくいただきました。それでは満たされたところで八代駅に戻りますが、ちょうどお店の前にバス停があって、少し待ったらバスが登場してきましたので、これに乗ることにしました。さすがはバスです。まああっけなく八代駅に戻って来れました。それではこの後は、肥薩線に向かおうと思います。肥薩線は八代駅から県境を越えて鹿児島県の隼人駅まで繋がっている路線です。そのため八代駅のホームに0キロ起点であることを示す柱も立っていました。そんな柱を見ながらしばらく待ってから登場してきました、人吉行きのディーゼルカーに乗車します。見た目は赤いJR九州仕様の車体なのですが、車内は観光用に改造されてました。展望スペース付きとは!さすが、やってくれますな。そんな車内で窓側の席を確保したところで出発となります。この先も長丁場になりそうなので、先ほど買っておいたビールでも飲みながら、のんびり行ってみましょう。出発してから、ここにきて天気良くなってきたみたいです。そのせいもあってか、出発していきなり右手に見えた、球磨川の雄大な流れがとにかくきれいでした。鎌瀬駅を過ぎてから球磨川を渡りまして、結果的には球磨川が左手に見えるようになりました。ただ上流になってきたこともあり、川幅はさっきまでよりかは狭く、山あいの流れといった風景になってます。でもこれも良かったです。そんなわけで時折流れが速くなる場所もありまして、実際に急流下りツアーをしてる人たちもいました。このシーズンでは水が冷たすぎるのでは?と思うのですが。その先の一勝地駅では対向列車との交換があるのですが、反対のホームにいたのは、観光列車の「かわせみやませみ」でした。やっぱカッコいいですねえ、JR九州の観光列車は。渡駅からは球磨川を離れ、田畑や民家が見えるようになり、しばらくすると市街地が見えてくるようになりました。程なく終点の人吉駅に到着となります。いったんここで乗り換えとなりますが、この八代から人吉までの区間でも、十分お腹いっぱいになるくらいの絶景ポイントの数々がありました。さすがです。そんな人吉駅ですが、駅構内には肥薩線にまつわるパネルがいろいろありました。八代から人吉までの区間の見どころはもちろん、この先の人吉から吉松までの日本三大車窓に数えられる風景、さらには先ほど見た「かわせみやませみ」、この先を走る「いさぶろう・しんぺい」、そしてSL人吉号といった観光列車のパネルなんかもありました。そして駅構内や駅舎もなかなかスタイリッシュにリニューアルされてました。駅舎内には地元人吉出身ということで川上哲治さんの像がありましたし、外に出たら地元出身の内村光良さんをたたえる看板もありました。地元からの愛され感もすごいですね。さてこの後ですが、やはり「旅名人の九州満喫きっぷ」の恩恵にあずかるべく、ローカル私鉄のくま川鉄道に乗車します。実はこの路線は今回が初乗車となっていますので、ちょっと楽しみだったりします。JR駅の横にあるくま川鉄道・人吉温泉駅のかわいい入り口からホームに向かって次列車を待ちますが、目の前には国指定史跡の大村横穴群なるものがありました。駅のホームに説明が書いてあったのですが、この中は6世紀から7世紀、古墳時代に作られた墓なのだとか。1500年以上の時を経て今この場所に見えているってのを考えると、なかなかな歴史ロマンって感じがしますね。すごいなあ。その後しばらくして、折り返しになる列車が登場してきました。こちらは観光列車っぽい車両で「田園シンフォニー」と言うそうです。今回2両繋いでいた登場してきたのですが、そのうちの冬号は切り離されて春号のみの運行になるようです。早速こちらに乗り込みます。車内は木をモチーフにした、ちょっと不思議な座席構成でして、さらには春っぽさを感じさせるような飾り付けやらミニチュアの置物とかが置いてありました。運転席横には正面を展望できる座席が付いているのですが、どうやらこちらはお子様向けのものとなっているようです。そんな車内でくつろいでいるうちに、普通列車の湯前行きが動き出しました。人吉温泉駅を出てからしばらくは住宅街を進んでいきます。学生さんの乗り降りが多少あるくらいで、車内は結構すいていました。その後田んぼや畑が広がるのどかな風景に変わりまして、この鉄道の名前になってる球磨川とは、川村駅を過ぎて交差いたします。その先は球磨川とは並走するものの、川までは少し距離があります。その間はひたすら田畑ばかりでして、車両の名前の通り「田園風景」が続いていくことになります。そんな感じでしばらく田園風景を楽しみましたが、久しぶり民家が増えてきた、と思ったらあさぎり駅に到着しました。結構ここの駅で降りる方は多かったですね。少し停車したものの、列車の交換はなく、そのまま出発となりました。その後の多良木駅の裏手には温泉施設っぽいものがあります。起点駅が人吉温泉、終点が湯前という名前からも温泉のイメージが強い路線ですが、はっきりとした建物はこれが初かもしれません。その後もひたすら田園風景を通り抜けて、終点の湯前駅に到着となりました。一応これにてくま川鉄道も乗り通せたことになります。この後の行程を考えたのですが、人吉から先の列車の時刻が結局変わらないことがわかりましたので、ここですぐ折り返さず、1本後の列車にて戻ることにしましょう。そんなわけで1時間ほどこの湯前駅の周辺を観光しようと思います。手始めに駅のすぐ横にある、ふれあい交流センター 湯〜とぴあ併設の観光案内所にて観光情報収集してから、ついでに電動自転車も借りちゃいました。駅横のレールウィングを横目にさっそうとスタートします。自転車をこいで、まずやってきたのは、縁結びの神様として名高い里宮神社になります。最後結構な坂を登れたのも電動アシストさまさま。早速着いた境内には、ここが湯前城跡だ、という案内はありましたが、まずは参拝しましょう。その里宮神社の裏手には軽巡洋艦球磨の記念館がありました。何やらこの神社とは縁があるらしいです。一通り見てみたら、何やら1月11日が慰霊祭だ、という記述を見つけました…って今日じゃん。これも何かの縁なんですかね。そんな里宮神社を後にして、一気に坂を下った先には、石橋「下町橋」というのがありました。下の方から見てみると、なかなかいい感じのアーチ橋でしたね。その下町橋の近くに酒蔵「林酒造場」があります…と言ってもなかなか見つけるのに苦労しましたが。まあ酒蔵と言ってもこちらはもちろん球磨焼酎の酒蔵なわけです。見た感じ、今日は休みっぽかったので、そそくさと後にしました。そんなわけでそろそろ時間が近づいてきたのですが、最後にもう一か所、気になるところへ寄り道です。やってきたのは豊永酒造という酒蔵です。こちらはがっつり稼働中でして、球磨焼酎の香りが漂っておりました。そんなわけで小一時間のお散歩を終え、湯前駅前の、湯〜とぴあまで戻ってきました。短い時間ではありましたが、個人的にはかなり充実した小観光ができましたね。次来るときはもう少し時間を取ってやりましょうか。それではこの後はくま川鉄道にて人吉温泉駅へ戻りますが、帰りの列車は田園シンフォニーの白秋号と夏号の連結となっておりました。それぞれ内装や展示されてるフィギュアが違うところに芸の細かさを見て取れます。座席の構成も若干春号とも違っている感じかな。そんな車両に乗り込んで、湯前駅を後にすることとしました。帰りの車窓は行きと同じなので、淡々と移動して行きます。ただ途中のあさぎり駅にて列車交換がありました。ホームに降りて注目していると、運転士さんがスタフだかタブレットだかを交換する、という全国でも結構珍しいシーンを見ることができました。鉄道ファンとしてはかなりな見所ではありましたね。そしてその次のおかどめ幸福駅にて、行きに見れなかった駅名標をチェックしました。なんでもこちら、日本唯一の「幸福」という文字が入った駅名だそうで。何かご利益があればいいなあ…さらに進んで行きまして、川村駅手前で球磨川を渡ります。もうすぐ暗くなるので、これで球磨川は見納めとなりますが、結果的には今日もまたいい天気で、素晴らしい景色を堪能することができました。ありがたや、ありがたや。そして終点の人吉温泉駅まで戻ってきました。温泉イメージな路線でしたが、結局温泉にはありつけず。次回来るときには温泉も含めて楽しみたいと思います。それではこの後はさらに先へと向かいます。先ほど今日の宿を鹿児島に取ったので、移動を続けないといけません。そんなわけでこの後はJRの人吉駅から肥薩線の吉松行きに乗車しますが、出発前の時間を利用して人吉駅前を歩いて回って、開いているお土産物屋さんでビールと球磨焼酎を買っておきました。この先はまだまだ長旅になりますので、お酒でも飲みながら、気長にのんびり参りましょうか。そんなわけで人吉駅に戻ってきてから、その後に登場してきた肥薩線・吉松行きの普通列車に乗ってまいります。