最近よく耳にする言葉があります。

Socioeconomic Status = 社会経済的地位

SESと省略されることもあります。

意味はその名の通り。

社会的、経済的な要素をからめたな個人/家庭の地位のことです。

by wikipedia

具体的には年収、教育、職業をベースにして決まります。

日本でも格差社会になりつつあるといわれていますが、アメリカの格差はかなり顕著です。
それゆえに「Socioeconomic Status = 社会経済的地位」に敏感・・・

なぜこれをプリスクールでよく耳にするのか。

長男の通う学校はその場所柄、このステイタスが高い家族が集まります。
そうすると生徒の質やタイプ?が自然とかたよりますよね。

日本では日本人オンリーなのでこの意識がおこりませんが、アメリカは敏感。
それが白人のみにせよ、黒人のみにせよ、アジア人のみにせよ、ちょっとした問題。

ところが人種だけではありません。
社会的地位や、経済的地位もそう。

お金持ちだけが集まってしまっても、何かが偏ってしまうのです。
何事もバランスが大事。

「Diversity」=多様化は必須なのです。

そこで多くの学校は懸命に多様化を狙います。

人種もそう。

社会経済的地位もそう。

偏っていてもOK!、と開き直っている私立学校も多いですが(それでも表向きはDiversityを打ち出していますが)、正直、特にニューヨークではDiversityに敏感でないと将来き残れないと思います。

ここからがポイント。

私はこのDiversityが好むマイノリティー(少数派)の要素を大いに利用し、このモンテッソーリ・プリスクールへの入園チャンスを頂きました。(学校側はもちろん言いませんが、明らかです。)

アメリカは確かに格差が激しい社会です。

でもそれだけあって、社会経済的地位の低い家庭にも、多くのチャンスが与えられます。

そこを狙っていくのも一つの手段だと思うのです。

ただし「非白人で貧乏であればよい」という考えは間違っています。

学校はとにかく「Fit」を重要視します。

だからなんでもかんでも多様化枠を狙って申請すればよいというワケではありません。

我が家の場合、

●母親がモンテッソーリ教育が心から好き
●子供はアジア人とのハーフ (日本人は少数派なのでポイント高い)
●経済的にもヘルプが必要 (小声でよろしく)

というケースでした。

後から聞いた話では、「このプリスクールはDiversityに近年力を入れている」とのことだったので、正にピッタリ「Fit」だったのでしょう。

また学校側からもらう多くの授業料援助は、PTAが自らオークションなどを開催し集めたお金です。だから当たり前のように受け取らず、感謝を気持ちも忘れたくないですね。もちろん学校のイベントには言われなくても積極的に参加すべきです。

「経済的に余裕がないから・・・」と初めから諦めるのではなく、学校情報のアンテナは常にはっておくと、思わぬチャンスに恵まれるものですよ!



過去に書いたこの日記も参考にして下さいね。
あぁ、リストアップしてるだけで感情的になりそう・・・


NYモンテッソーリのオープンハウスに参加


NYモンテッソーリの授業見学

NYモンテのプリスクールの面接終了

プリスクールで子供の面接

夢のプリスクール、合格!