「小児の薬は、一服五分から一匁までである。これもまた、子どもの身体の大小をはかって、増減すればよい。」
「利薬の分量」 、「補薬の分量」 、「婦人の薬量」 ときて、子どもの薬量です。益軒先生にぬかりはありません。一服五分~一匁ですから、1.875~3.75gということになります。その中でも、利薬は多めの範囲内で、補薬は少なめの範囲内ということになるでしょうか。
薬の分量だけでなく、子どもに使える処方(方剤) も限定されます。アロマセラピーで使えるアロマオイルが限定されるのと同じですね。それは、子どもの身体が小さいということもそうですが、子どもの身体は不安定 でもあるからですね。
『養生訓』の原文はこちらでどうぞ→学校法人中村学園 『貝原益軒:養生訓ディジタル版』
椿と山茶花のかけ合わせを春山茶花というそうですが、↑はそれかしら?