性と命の語り場を、全国に
下ネタだなんて、言わないで。
上ネタ、そして、神ネタを、語ろう
薬剤師で性愛セラピスト トレーナーで
性教育絵本屋の、はるみです。
大分前になってしまいましたが…!
先月、
コンドームの達人という異名をもつ笑
岩室紳也先生(泌尿器科のお医者様です!)の、
講演会に行って来ました。
コンドームの達人ということで、
コンドームの正しい付け方までも
しっかり子供達に教える、
性教育のプロでもあります。
講演会は、清泉女学院大学の学生が
AIDSフォーラムで岩室先生に声をかけたことから、
実現したそうです!
性教育の話、ばかりではなく、
若者をとりまく現状について、
幅広いお話をしてくれました。
色んな話の中で、特に印象的だった言葉。
知識は、なんの役にも立たない。
これは、長いこと、性に関して正しい知識を伝え続けてきた、
岩室先生の口から出ると、
重みが違うな…と感じました。
どんなに正しい知識があっても。
頭では分かっていても、
自分の事として、受け止めていなければ、
意味がない。
人は、他者との関わりの中で、
体験を通して、
学んでいく。
だから、性教育をする上でも、
知識を伝えるだけではなく、
体験や、自分の考えを語ることが大切。
どんなに正しい知識があっても。
危険な行動をとってしまう人がいるのは、
なぜか?
悪いのは、メディアか?
環境か?という悪者探しは意味がなくて。
他者との絆を感じられているのか、
自分の居場所が沢山あるのか、
自分を大切な存在だと感じているのか、
そこが運命を分けるとのこと。
また、若者をとりまく現状について、
こんな話をしてくれました。
かつては、
友達同士、先輩同士で、
様々なことを、教わってきたし、
性風俗はエロ本であったり、
ポルノ映画であったり、
友人同士で見るものだった。
それらが描くものが
リアルとは違うことも、
友人達の色々な視点から、
自然に学べた。
でも今は、
何か疑問があっても、
個人個人で、ネットで調べて済んでしまう時代。
性風俗にも、たった一人で接する時代。
ん?これ、何かおかしいんじゃない?
って、ヤジが入らない。
だから、鵜呑みにしてしまう。
AVを見て、
自分にはあんなセッ○スはできない…と、
実際の性行為をしたくなくなってしまう
男子が結構いるらしい。
エロ話も、男子同士で、しなくなってきているらしい。
SNSの中で、繋がっているようで、
本音で話せない人間関係の中で
生きている若者たち。
依存できる場所が沢山あれば、
一つの物事に依存することはなくなるのだが、
依存できる場所が無さすぎる故に、
一つの物事に、依存してしまう。
それが、クスリの問題にも繋がる。
助けてって、言える場所がない。
コンドームの大切さ、も、
話してくれました。
正しい付け方をしていたのに、
破れてしまって、
AIDSで死んでしまった友人がいる。
所詮ゴムだから、
タイヤのパンクの様に
破れてしまう可能性だって、ある。
だったら、しなくてもいい
正しい付け方じゃなくていいって事ではなくて、
限りなく危険をゼロに近づける為に、
正しい付け方をしてね、という事だし、
セッ○スとは、
そこまでの責任を伴う行為だという事。
そして、
中学生、高校生に、聞かれる質問。
いつからなら、セッ○スしていいのですか?
これには、
あなたはどうして今、セッ○スをしたいの?
と、聞くそうです。
男の子はともかく、
女の子は、
相手に応えたいという気持ちであったり、
安心感を感じたいという気持ちであったり…
それは、セッ〇スでないと、叶わないことなの?
本当に、結合を伴う行為が、したい。
と思う女の子は、いないのではないかな?
と、岩室先生は言っていました。
また、男の子と、女の子の性質の違いを、
男の子も、女の子も、お互いに理解することが
大切だと。
違いを理解した上で、
女の子は男の子を刺激しない、
誤解させない必要があるし、
男の子は、ちゃんと待つことが必要。
この他にも、講演の中で、大切な気づきを、沢山いただきました。
岩室先生、とってもダンディで、
面白くて、
コンドーム柄のネクタイしてるしw
素敵な方でした!
知識だけを伝える性教育ではなくて、
命そのものを肯定する力になる、
性共育。
私のいる、この場所から、
広げていきたいな、と
改めて思いました。
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