はるくんには合わない薬 | はるくんといっしょ♪

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川崎病の再燃、ケトン性低血糖症、吃音、チック…など、息子の記録。留まることなく続く心の葛藤の記録。

鼻水に効くというこの薬は、鼻と咳の風邪の時にお決まりのように出てくる3点セットの中の一つです。


約束処方というらしいですが、これがちょっとやっかいだったりします。



まず、この薬で鼻水が止まったことがありません。


一番最初に飲んだのは生後8カ月くらいだったと思います。

一週間飲んでも効かず、再受診したらまた同じのを一週間。

でも全く変わらないので別の病院を受診してようやく治まる。


以前住んでいた市は小児科専門病院(いわゆるこどもクリニック)が圧倒的に少なく、

小児科も診れる内科医が多かったのですが、

この約束処方は小児科医が必ず出す傾向にあった印象があります。



そして、この薬のことをよく知るきっかけとなったのが、2回目の川崎病での入院。



RSウイルス、副鼻腔炎も併発してそれはそれは苦しそうだったのですが

その間もずっとこの鼻水の薬も飲んでいました。


ですが、後で調べてわかったのだけど、

そもそもこの「鼻水を止める薬」は、鼻水や痰を固まらせる作用があるため

どんどん排膿させなきゃいけない副鼻腔炎には不適というではないですか。


あの時のはるくんの鼻水はもう悲惨なもので

吸引チューブを鼻から入れてドロドロの粘々の黄色い鼻水が留まることなく引ける状態でした。


そんな感じの時に、鼻水を固くする薬なんて無駄どころかかえって苦しい状況を招くのは想像できます。


主治医は想像できなかったのか。


なんとも悔しいです。




そして、副鼻腔炎のせいで鼻詰まりが強く、眠っているときも苦しそうにしていたと思っていたら(実際、そのせいでもあったと思いますが)、

ほとんど鼻水がなくなってきた段階でも、夜ひどい鼻づまりに悩まされてしまい・・・。


そのころ、この薬のことをネットで調べて知りました。


で、鼻水はもう止まったから・・・ということを主治医に話してやっと終了。


止めたとたん、鼻詰まりもなくなり良眠。


かれこれ約1ヶ月この無駄な薬を飲んでいたことになる。


しかし、私が言いださなきゃいつまで飲ませるつもりだったんだ??


考えたらキリがないけど、少しはいい作用があったと信じたい。


じゃないとイライラする。




で、退院してから、ようやくかかりつけになれるクリニックをみつけて、

そこは小児科医ではなく小児科も診れる内科医だったのだけどとても信頼のおける先生でした。


で、鼻風邪の時は例の薬と類似しているらしい別の薬が出ました。




そして、今回は引っ越してきてかかりつけになりそうな「こどもクリニック」を見つけて、

咳と鼻水のときに受診したのだけど、例の薬は出ず、ちょっとホッとしました。



・・・が、今回、また鼻水と咳が出て受診したら、例の薬が出てました。


出た――‐!


・・・と思ったけど、気付いたのは調剤後。


ただ、受診の時に透明の鼻水がタラーッと流れ出ていたから

ちゃんとその都度症状を見て出してくれている先生なのだなと思ったので

とりあえず飲むことにしました。

で、


一昨晩、昨晩・・・・。


やはりすごい鼻づまりで苦しそうなこと・・・。


かわいそうだし、私も眠れないしで、今日改めて受診しました。



「関係あるかわからないのですが(バリバリ関係あると思っているけど)、以前も鼻水の薬を飲むとこうなったんです」


っと話したら、


「関係あるかも知れないねぇ」と先生。


「たまにね、こういう症状になることあるんですよ。鼻水の薬はやめておきましょうね」と。



なんだかホッとしました。






で、ダラダラダラダラと何が言いたい日記なのかと言いますと、


ただ単になんだかホッとしたという話がしたかっただけです。





あ、例の薬は決して悪ではなくそれで助かっている方もたくさんいらっしゃると思うので

無駄に不安や誤解を与えない為にも薬の名前は伏せておきます。