声をかけてくれた人、何も言わない人~白杖で歩く~ | 白杖ウーマンharukoのブログ

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視覚障害(網膜色素変性)、弱視、白杖使用。手帳2級。視覚障害について日々感じる、うれしいこと、悲しいこと、悔しいこと、そして好きなこと、やってみたいこと、などあれこれ書き留めて行こうと思います。よろしくお願いします。

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はじめましての方、見つけていただきありがとうございます。

白杖ウーマンharukoです。

 

今日は小雨が降っている中、

白杖と傘を持ちおでかけしてきました。

 

いつも、時間に余裕を持って

走ることがないようにゆっくり歩いています。

今日も、雨でどんより曇りだと

電車の駅構内も暗くてみえにくいし、

外も、まぶしいかなと遮光メガネをかけても

ちがうなあ、という種類のまぶしさ、のようで

いつもよりゆっくりめに歩いていたと思います。

 

電車に乗ろうと、改札の前でICカードを取り出そうと立ち止まっていたら

「お手伝いしましょうか?」

と声をかけてくれたご婦人がいました。

鳴れた場所だったので、

「大丈夫です、ありがとうございます!」

と伝え、

声をかけてもらった気持ちに感謝しました。

 

目的の駅に着いて、構内を歩いていたら

たぶん、脇のほうから小走りに来たんでしょうね。

ちょうど私が白杖を振った時にそこに躓いて

タッタッタ、みたいな足のリズムが聞こえました。

私の右手にも振動が伝わりましたし。

 

男性だったと思います。

転んだ感じはなく、

そのまま行ったようですが。

 

私は、白杖をけられた、という感じを持ち、

躓いた方は、白杖でひっかけられた、って思うのでしょうか。

とりあえず、転ばなくて良かった、って思いました。

 

帰り、電車に乗ろうと、

点字ブロックが誘導する改札から入ろうとすると、

向こうから人が出てきました。

 

この状況って、けっこうあります。

向こうの方が出てきてから入ればいいか、

って心に余裕を持つようにしています。

 

今日も、そんな感じで、

あ、来ちゃったか、、、って待っていたら、

出て来る時に、

「あ、ごめんなさいね」って言ってくれたんです。

 

こんな場面で、何も言われないことがほとんどなので、

白杖に気づいてくれたのか、って思ったら

ちょっとうれしくなりました。

 

帰りの電車を降りて

構内を歩いていたら、

また、白杖と男性の足がぶつかりました。

 

何も言わず、行ってしまいました。

 

こんなにも、白杖をけられる(って表現してしまいますが)ことが多くて

壊れる、までに至ってないのが幸いですが、

何も言わずに通りすぎていく人がほとんど、

っていうのが、私の日常になって慣れっこになってしまっているので、

 

時々、白杖とぶつかって

ごめんなさい、って言ってくれる人に出会うと

涙がでそうになったりします。

「こちらこそごめんなさい💦」って言葉も出てきます。

 

とりあえず。

急いだりぶんぶん白杖を振り回して歩かないように

ゆっくり行動することを心掛けて

気持ちの余裕を持っていたいと思うのでした。