気持ちを強く持っているつもりでも、傷つく時は傷つく | 白杖ウーマンharukoのブログ

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視覚障害(網膜色素変性)、弱視、白杖使用。手帳2級。視覚障害について日々感じる、うれしいこと、悲しいこと、悔しいこと、そして好きなこと、やってみたいこと、などあれこれ書き留めて行こうと思います。よろしくお願いします。

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はじめましての方、見つけていただきありがとうございます。

白杖ウーマンharukoです。

 

視覚障害者へのサポートの勉強会がありました。

 

ある施設に登録しているボランティアさんに向けたものです。

 

あまり視覚障害者に接したことがない方々。

視覚障害とは、みたいなお話から

見え方の説明に合わせて

シミュレーションゴーグルを用意して

みなさんに見てもらいました。

 

何種類かの見え方、

順番にゴーグルが回ります。

 

「こんな見え方じゃ生活できないわあ~」

そんな声が聞こえました。

 

その方は、悪気がなく

素直に思ったことを言葉に出しただけなんですよね。

 

私は視覚障害者当事者として

自分の事を話したあと、

なんでも質問してください!と言いました。

 

小学校で福祉授業をすると、

子供たちからは素直な質問がきて、

それは忖度がないストレートな質問なので

受けていて楽しい、というか、

素朴な疑問に答えよう、わかってもらおう、という気持ちがあるので

ある意味質問が楽しみなのです。

 

それも伝えて、

何か聞いてみたいことがあったら何でも

質問には答えられるくらい

自分は気持ちが強くなったし、前を向いていると思っていました。

 

確かに、

その後の質問には

視覚障害を持つものとして感じたこと、

実際にやっていること、

思うこと、を淡々と? 答えました。

 

ただ、

見え方を体験してもらっている時の

みなさんから出て来る言葉が

 

なんだか、刺さるんですよね💦

 

「こんな見え方じゃ生活できない」

いやいや、

生活してますから、

とは言いませんでしたが💦

みなさんのコメントには何も言いませんでしたが。

 

その見え方で生活している人がたくさんいます。

がんばっているんです。

普通に見える人に追いつくように、

なんならいろんな工夫をして負けないように。

(あ、これ、私だったりします)

 

そこから、

何か感じて

気持ちに寄り添ってもらえたらいいなって思いました。

 

どんな質問でも平気、なつもりだったのに、

府っと出た言葉がなんだか刺さって

傷つくなあって思ってしまいました。

 

ここの気持ち、

大事にしよう。

 

昔読んだ何かの本で

 

ダイヤモンドはたくさん傷をつけて輝く、

とあったような。

 

心強くなって、人に優しくできるように

この時の傷は大事だったかもしれませんね。

 

そう思ってみよ(^^)