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私たちは元気です。

 

2020年12月に、アメリカから日本に本帰国し、関東地方に住んでいるharuhana と申します。

 

私がアメリカにいた頃やらかしたことについて書いています。

今までのお話はこちらから。

左下矢印

 

 

 

というわけで、私は持ち帰ってはいけないセドナの石を持ち帰ってしまい、しかし、やはり元に戻さなければと思い、セドナ・ビジター・センターに問い合わせのメールを送りました。

 

反省はしていたのですが、正直に伝えたし、丁寧に謝罪したし、とても小さな石だったので、私はすっかり快く許してもらうつもりでいたのでした。

 

以下が私が送ったメールです。

左下矢印

Hello. I’m Haruhana, Japanese. I live in the USA now. 

I visited the sightseeing place in Sedona with my husband on 日付. It was a wonderful place for us.
I heard the place had a special power and the stones there were famous and known as power stones.
So, I picked up a very small part of the stone there.
拾った場所のアドレス

However, later on I knew that my action wasn't good.
I did a little research and I read some articles about the stone and that it brought bad luck to people who brought it with themselves.
So far, I haven’t had any bad luck, but we are moving back to our home country soon.
Because I knew about the fact that the stone people picked up at Sedona might bring bad luck, I thought about it and now I want to return it to the place from where I picked it up.
I deeply apologize for my action and I regret doing it, so I’d like to send the stone to you.
Could you please tell me where I should send the stone to? If it costs money, please tell me the price.
After that, I’ll send the stone there.
Thank you very much. 

Sincerely yours, Haruhana

 

DMM英会話の先生に添削してもらったので、きちんと書けていたと思います。

謝罪の気持ちも伝えられたと思っていました。

なので図々しいのですが、温かい回答を得られると思い込んでいたのです。

 

この私のメールに対して、ビジター・センターからの返信がこちらです。

左下矢印

Thank you for your inquiry.

People are prohibited from taking anything off the National Forest. 

If everyone helped themselves there would nothing left for future generations to enjoy.

Please return to: 返送先の住所

 

お問い合わせいただき、ありがとうございます。

国有林(国立公園)から何かを持ち出すことは禁じられています。

もし、みんなが勝手に自然を持ち帰っていたら、未来の世代が楽しむ物は何も残らないでしょう。

 

こちらの住所にお返しください。

 

ガ~ンビックリマーク チーンチーンチーンチーンチーンあせる

 

みじかっビックリマーク

 

そして、冷たっビックリマーク チーンチーンチーン

 

そして何よりも何よりも、

 

ごもっともでございますショック 

 

そうなんです。

国立公園のレンジャーの方たちは命がけで公園を守っているのです。

たとえ、どんなに小さな石でも、それは公園のものであって決して私の物にはならないのです。

 

グサッ!!チーン

く・・・、苦しい・・・チーン

 

この返信をいただいて、とても恥ずかしかったですえーん

 

そして、本当にごめんなさいえーん

 

そうなんです。

命がけで国立公園を守っているレンジャーさんたちにとっては、

私の運など、

関係ないのです。

 

迷信を真に受けて、自分の幸運のために勝手に石を持って帰った私など、愚かな泥棒でしかないのです。

そのことで、私が不幸になったと思いこんだとしても、それは私の逆恨みで、相手にとっては本当に迷惑なことです。

 

重要なことは、国立公園に来た観光客がルールを守り、レンジャーさんと同じ気持ちになって、自然を大切に守れるかどうかなのです!!

 

美しいセドナを共に尊重し、その美しい自然を次世代に残す努力ができる人でなければ、セドナを訪問してはいけないのかもしれません。

 

「石が私を選んでくれた。」なんていうのは、私の都合のいいズルい言い訳でしかなかったと思いました。

 

この返信で、私は打ちのめされました。

 

幸運が欲しかったとか、

不幸になるのが怖かったからとか、

不幸になるかもしれないから返したいとか、

私の送ったメールの言い分ときたら、なんて醜いんだろう・・・えーん

 

そして、なんて恥ずかしい・・・ショック

本当に深く反省しました。

 

このことは、私の人生でも、5本の指に入るだと思いますショック

 

返信をもらってすぐに、もう一度手紙を書きそれを石に添付して、指定された送り先に返送しました。

 

添付の手紙の中に、この文を載せました。

 

The reason why we shouldn't take anything off the national forest is that it's not because it brings bad luck, but because it destroys the national forest. I deeply apologize for my action and I regret doing it. I'm sorry.

 

私達が国立公園から何かを持ち帰るべきではないのは、それが不幸をもたらすからではなく、自然を壊すからですね。

私の行為について深く謝罪するとともに、そのようなことをしたことを後悔しています。

申し訳ありませんでした。

 

幅3cmくらいの小さな石をいれた封筒はとても軽かったです。

 

近くのスーパーの郵便コーナーに持っていくと、そこのおばさんが怪訝そうな顔で私に訊ねました。

 

「これには何が入っているのはてなマーク

 

と。

 

私が、

「石と手紙です。」

と答えると、おばさんは、

 

「石と手紙はてなマークはてなマークはてなマーク

 

と、私の言ったことを繰り返し、「なんだかなぁ~はてなマーク」みたいな不思議そうな顔をしました。

 

郵便料金は封書の最低料金でした。

 

こうして、私は無事にセドナの石をビジター・センターに送り返しました。

送った後も、きちんと拾った場所に戻るのか少し心配でしたが、やれるだけのことはやりました。

きっと、石が元の場所に戻ったと信じたいと思います。

 

今回のことは私の人生で5本の指に入る恥ではありましたが、得るものもありました。

 

自分の努力をおろそかにしているくせに、いつも他力本願だった私。

運は、自身の努力がなければついてこないということに気づかされました。

 

ビジター・センターさんの、

 

持って帰っちゃいけないのは、セドナとセドナを愛するみんなのためなんだよ。

あなたの運のために身勝手なことをしないでビックリマーク

 

という厳しいお言葉で、浅ましい自分に気が付けたことは、良かったと思います。

 

これからは、パワースポットのパワーに頼り過ぎず、自分でなんとか頑張っていきたいと思います。頑張ります。

 

これにて、セドナの石の話はおしまいです。

セドナ、とても素敵な場所でした照れ

お詫びもかねて、またいつか訪ねられたらいいな、と思います。

 

 

みなさん、どうか引き続き安全にお過ごしください。
新型コロナウィルスが早く終息しますように。
いつも祈り、想っています。
世界の経済も、だんだんと回復していきますようにお願い