卒業式はなかったけれど……
留年も停学も退学もすることなく、卒業できました
ちゃんと単位取ってたしね。驚かれるけど
7年前、担任に「お前はその学校行っても楽しくないかもしれない。俺のイメージだけど」と言われ
卒業の時には「辛くなったら、いつでも中学遊びに来いよ。話とか聞くしな笑」って言われたのは今でも覚えてる。
散々にも程があるだろ!!!
周りに「女子校行くよ」って言ったら
「お前共学もギリギリなのに女子校行くのか!!?男子校ではなく??無理だと思うぞ!!!!」
「知ってる?女の子ってか弱いんだよ?力加減覚えないと怪我させるよ??」
「怪我させて停学とかなんなよ??」
というなかなかにセンスある(問題ある)コメントを頂きまして
そんなこんなで、高校生活に希望をある程度持った状態で入学し、その後大学受験に失敗し大学までお世話になるザマでしたよ(けっっ)
成人式では元担任に「まだ通ってるのか!!頑張ってるな!!笑」とまで言われて笑
実際サークルでも大学言うと3度見されたりとか、
「女子校の夢が崩れる……笑」とか
「お前は女子校に友達がいるのか……??」とかも言われたりするし。
7年前は、女子校でもちゃんとやっていけると思ってたけど、
卒業をする今では「担任の話とか友人の言うことは聞いとけ」と声を大にして伝えたいw w w w
楽しくなかったわけではないけど。
……うん。面白くはなかったかな…
女子校だし、私立だし、単純に「バカ」がいなかったの。
授業中にキャッチボールしたりとか、ストーブの上で鍋をしたりとか、先生に素直に怒られたりとか。そういうことがなくて。
斜に構えてVS先生みたいな構図が多くて。
もう少し、素直に怒られたり、喧嘩したり、子供じみたふざけ方したりとかしたかった大人になれないバカが不適応な場所に混じりました。
大学入って、サークル入ってふざけてるバカ見て、「バカじゃねぇのwwww」って言いあってる時間の方が、幸せで楽しかったなって。
高校時代しんどかったなぁって(笑)
対比させてみたら、泣きそうになるぐらいに辛かったみたい。よく頑張ってたよ。うん。褒める。
女子校に行ってた子なら実感あると思うのですが(共感されたい)
「うちらの学校って、世間が思うような陰湿ないじめもないし女子校っぽくない女子校だよね!!」
「あーーわかるぅぅぅ(死)」←自分です
確かに、アニメやドラマみたいな陰湿ないじめはなかったし、派閥みたいなのもなかった。
だけど、ゆーても皆様私立に通うだけの育ちのいい女の子なわけで。
女の子らしさはフルスロットルにしないと生き抜いていけない環境であることには変わりなくて。
協調性を持ち合わせていないと、息苦しくてたまらない環境でしかなかったです。
中学時代なら「ご飯行く人ーーー。よし、行けるやつだけで行くか」ってなっていたのに
「だりぃから俺帰るぞ!!」って言ってきっと自分は他の数人と帰ってた立場なのに
高校に入った瞬間から「みんなでご飯行こう?あれ行けないの?じゃあ今度にしようか。。。」って。
「・・・それ言われると行かなきゃダメじゃないすか・・・」って追い込まれる立場になるとは
・・・・君たちと今回は行きたくないから拒否しているんだが
休みの日ぐらい、自分の好きに使わせてもらっていいかね。。。?とかね。
みんなで行動をすることを美学とする感じが女の子らしいなって。
クラTとか、お金もったいないなぁって思って×でだしたら数人から詰め寄られたしね
だってそれ寝間着になるだけやん・・・自分部活してたからこれ以上家にTシャツとかいらんねんもん。。。
あとは「本音で語り合おうね!!きっと隠し事してたら上手くクラスは回らないと思うし」「そうだね!!」
これに関しては血反吐吐くかと思いました。
少しずつ、人に対して少しの気遣いと、悪意を隠しているから世界は上手く回ってるんだよ。
みんな仲良くして世界が上手く回るなら、苦労しねぇんだよって思いました。
これをぶちまけたら、どんだけヒカレルかなって思って、ぶちまけられなかったけど。
しかも、その意見に満面の笑みで頷く皆様。
私立で、籠の中で可愛い可愛いされて育った皆様は、脳内お花畑なんですね。へぇーーって思いました
実はこの一件以降、学校に行くのがしんどくて、辛くて数回朝吐いてますwww
行きたくねぇなって思って、途中駅で降りてトイレで泣いてたこともあるし。。。。
よく高校卒業したな!!褒めるわ!!
育ちがいい分、「らしさ」は重んじなきゃいけない空間だったなって思う。
多分いつかのブログにも書いたけど、自分は男の子として生きたかったし、
周りに男の子がいる環境下ではその子たちと一緒にいるからそこまで浮くことはなかったんだけど、
男の子が入れない環境下に入った瞬間に
「そんなの女の子なんだから辞めなよ」って言われて。
入った当時は、ヤンキー座りもするし、僕呼びだったし、足癖は悪いし、口も悪いガラの女の子(見かけ)でした。
卒業するころには、いくらか言葉遣いも直ったし、私呼びにもなったし(激おこの時は今でも一人称が男ですが)
感謝はしています。
が。
好きで女に生まれたわけでもないし、好きでこの体裁なんだけどな
って届かないながらに思ってました。
サークル入って、自分は男の頭数に数えられることも増えて少し楽で、楽しい空間でした。
それを高校の子に言うと「えー。失礼にもほどがあるでしょ??」
好きでこのキャラやってるから、いいんだけどさ。
「らしくない子」は否定の対象になるのかと、また何かをすり減らしました。
あとさ。女の子って明確な悪意で人を刺して盛り上がるよね
更衣室とかでもそんな話題で溢れてて、疲れたもん。
そういや男の子といるときに「人」の話しないかも。今頑張ってることとか、部活のネタとか。
そういう環境が「人に興味を持てない自分には心地のいい居場所になってたんだよな」って思います。
自分の本質を見つめなおすきっかけを貰えた7年。
その中で、これだけ吐いて泣いて辛いと思っても無事に卒業できたのは、間違えなくその思考を支えてくれた数少ない友人たちのお陰
こんな不適合な自分を受け入れて、支えてくれたことに感謝だし、そんな友人に巡り合えた自分は幸せです。
人に興味がないのか(それはお前だけだよ)、みんな人の悪口を言わない。
自分の話や、趣味の話しかしない。ありがたいねぇ(笑)
そんな数少ない、頼れる友人に愛されるだけの価値のなる人間になりたいもんだねぇと思う話。
よく頑張ったよ。卒業おめでとう。自分。