経緯その7~すい臓がんのリスク | すい臓がん〜家族のブログ

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母親を2015年7月に亡くした息子のブログ。
すい臓がんになった人と、その家族に向けて書いていきます。

2015年2月中旬
 
体を温め続けているせいなのか、母親の体温が37℃~38℃と
微熱が続くようになっていました。
風邪を引いた訳ではなさそうですが、少し心配です。
 
しかし、体調は良い日が多くなってきており、
台所に立つ時間も少しずつ増えてきました。
 
僕が高校生の頃にバイトをしていた韓国料理屋で覚えた、
母特製のビビンバ丼を久しぶりに作ってくれました。
 
人参細切り、しめじ、豆もやしをレンジで加熱。
ほうれん草をゆでる。
味付けは全て同じで、すりゴマ・摩り下ろしニンニク少々・塩。
これでナムルの完成。
 
ご飯の上にナムルをのせ、卵を落として完成です。
焼肉のタレで炒めた薄切りの牛肉を載せると、また美味しいです。
 
 
写真がないので伝わりにくいですが。。。
栄養たっぷりの食事で、母親もおいしそうに食べていました。
牛肉は脂っこくて食べられませんでしたが。
 
 
どんな料理でもそうですが、 なるべくレンジを使って加熱調理することを心がけていました。
レンジを使うことにより、 ビタミンを効率よく摂取することができます。
ほうれん草はえぐみがあるので茹でますが。
そして、なるべく減塩。ナトリウムを減らしたほうが、腹水には効果的です。
 
 
使っている塩は、ナトリウム以外のミネラルが豊富な「藻塩」です。
特にカリウムが入っていることにより、体内の余分なナトリウムを排出する働きがあります。
塩気の中にも甘みがあり、料理にコクが出て美味しくなりますので、一石二鳥です。
 
 
藻塩は高価なものが多いですが、我が家では昔から
瀬戸内の花藻塩」を購入しています。
1kg入りで400円程ですので、 藻塩のなかではお値打ちだと思います。
スーパーでもネットでも購入することができるので、 オススメです。
 
 
 
またこの頃から、「酢玉ねぎ」 を積極的に食べるようにしていました。
 
新玉ねぎを細く切り、15分~30分程空気にさらす。
(辛味成分が減少。水にさらしたり、加熱はしない方が良い。)
軽く塩を振り、ビンの中へ入れる。
玉ねぎが浸かるくらいまでりんご酢を入れる。
黒酢を少々入れ、オリゴ糖で味を調える。
 
 
「酢玉ねぎ」には
・血液をサラサラにする
・食欲増進
・様々な抗がん作用
・硫化アリルの殺菌効果で風邪予防
 
などなど、様々な効果が期待できます。
特に黒酢を入れることにより、 癌を抑制してくれるというNK細胞の働きが活発になるそうです。
 
これらの成分は長く体の中に留まることができないので、
毎日少しずつ食べると良いと思います。
 
週に一度作り、一週間かけて食べきるくらいのペースです。
 
やはりこの酢玉ねぎも、食べ過ぎると良くないことがあります。
酢も玉ねぎも刺激物なので、胃腸に負担がかかってしまいます。
また、血液をサラサラにする効果というのは、 貧血気味の方は貧血を悪化させてしまうことになります。
過剰摂取には、くれぐれもお気を付けください。
 
 
僕が美味しいと思った酢玉ねぎの使い方は、
大根サラダに
・鰹節少々
・ブロッコリースーパースプラウト少々(抗がん作用)
・酢玉ねぎ少々
・青じそドレッシング
 
色々な抗がん作用のある、特製サラダです。
 
 
このような癌に効くとされる食事は、 すい臓がん患者の家族の方たちにも
ぜひ一緒に食べて頂きたいと思います。
 
以前のコメントにも書かせて頂きましたが、
すい臓がんになったことのある方の家族の方達
(血の繋がった親や兄弟姉妹、子供=第一度近親者)
には、 そうでない方よりすい臓がんになるリスクが高いと言われています
 
 
第一度近親者がすい臓がんの場合・・・
1人:4倍
2人:6倍
3人:32倍
 
 
僕も、母親がすい臓がんでしたので、4倍のリスクがあります。
もし父親と兄貴の二人ともがすい臓がんになってしまうと、
僕は32倍のリスクがあるということになってしまいます。
 
 
そんなリスクがあると知り、 なるべく意識して食事をするようになりました。
もし僕も将来すい臓がんになってしまったら、 天国の母親に顔向けできません。
 
母親の残してくれたもの。
命を懸けて、僕たち家族に「癌にはならないで欲しい」
そう伝えてくれたように感じています。
 
このブログを読んで頂いている、家族の方達にも是非
ご自身のお身体もご自愛ください。
 
 
 
 

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