遠方より | HARUのブログ

HARUのブログ

ラッパの事、普段の事、色々。

本日は3時間半のレッスン2つ(笑)
頭がバテた。

最初は鹿児島からの方⁉︎(これだけの為にこの地方にいらっしゃったのでは無い)
ナチュラル バロックトランペットの事が知りたい、メサイアのシャルサウンドをと依頼されてたので先ずは一時間程ナチュラル バロックトランペットの話を吹いて聴いてもらいながら。サウンドや表情に興味を抱かれたみたい。
その後は基礎のトレーニングについてのアドバイスになった。これはナチュラルの話の中からそのアプローチに興味を持たれた様子。体幹がしっかりした方で爪先立ちがしっかり出来る〜良い意味で強いエネルギーが有る。溜息からの呼吸の説明を直ぐに理解されて音を動かす事も直ぐにこちらの意図を理解された。
具体的で無い言葉を使う意味も音の変化や身体の感触から感じ取ってもらえたので非常にスムーズに進んだ。音さえ聴き取れれば音楽が身体を導く。

シャルサウンドは音を並べる事には全く問題のない方なので、音楽的なことを軸にして音の感じ方や喋り方を伝える。

楽しいレッスンでした。

その後のレッスンもこちらも気がつかされる事が幾つか。

基礎のトレーニングでは良くなるのに曲になると極端に上手く行かない。うーん、行けるはずなんだけどな〜と思いつつ今日は気になるアンブシュアの動作が目に入る。ブレスの度に崩れていく。
一曲を通せるようにバテてもひたすら通す事に挑戦されてた様で… (これがアンブシュアへの無理な動作を生む)もちろん、短いフレーズの中で良い状態が保てる様になってから繋げて行くってアプローチは伝えて有るのだけど、必死に練習するあまりに何処かへ行ってしまってるみたい。これは殆どの人がはまる罠。テレマンの協奏曲の最初の楽章を、ただ何度もトライしても心地良く一曲吹ける様には先ずならない。ひとつひとつのフレーズの中で完璧にコントロール出来ればそれは一曲繋がる様になる。
このプロセスを我慢しきれない人が多いんだよな。音域を広げるのも同じ。地道な訓練を感覚を伴って続けられる人は底力が付く。

て、きっとこれ本人も読まれるんですけどね(笑)
信頼関係が有ると思うのでここに書く事で改めて振り返ってもらえたらOK〜本人以外の生徒さんもドキッとしたりして…

ついでに生徒の皆さんへ補足。
マウスピースは唇に優しく乗せて下さいね〜ノンプレスって意味では無いです。優しく当てた方がレスポンスは早い。
反応しないのは頭と身体の準備が足らないから。最初に押さえ込んじゃうと身体が動けなくなり、息を吐いたり音を出すのに努力が必要になる。科学的や医学的に有効な溜息の利用が出来なくなる。このレスポンスが感じられるかは自由に吹けるか否かの境目だと思う。ただ、このレスポンスの早さは感じた事の無い人には判らないのも事実。音を出す時に息を吐く努力がいる時はきっと上手くいってない。息を吐く時にお腹や何処かに力を意識的に使う事が必要な時も。息は勝手に内から外へ流れる。

お土産に頂いた「かるかん」美味しかったです。

そして、今のところこの曲にはこの組み合わせ最強。以前にこの曲に使ってた◯ルキーのマウスピースよりパワーとスタミナ倍増以上の手応え。ただし、レッスンで体はこう使ってるんだよって見せつつ、練習のつもりでいきなり吹いてみたら心臓バクバク。身体のコンディションをコントロールしてないと倒れるな… 
アーカンだと写真辺り部分の指ヤバし。

{DFC4C3A8-857D-498F-8BD6-1BE7AFF63401}

{0C589548-0B9D-46B8-8DA1-951A2255F09D}