覚書の2〜プレス | HARUのブログ

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ラッパの事、普段の事、色々。

どうやったらバッハの一番パートをより小さな負担で吹けるかを探っていて少し発見。バテル気がしなくて上手く行く時と未だ余裕な筈なのに少し頑張らないとならない時の差は何処から来るのか?

身体で体感してる事を整理して文章にする試み。

楽器側からかかるマウスピースのプレスと自分の方から楽器へ寄りかかるマウスピースへのプレス。自分の方から寄りかかるプレスは唇の筋肉を上手く使いバランス良くマウスピースを受け止める感覚を生み出している事に気が付く。両者がバランス良く無いとコントロールは落ちる。呼吸のエネルギーが大きく関わるがそれを上手く使う為には一方向へのプレスだとロスが生まれる。

ただし、構える時はマウスピースの方へ自分が行くのでは無くて唇にマウスピースを持って来る。

感覚的には常に同じ様に同じ場所にマウスピースが軽く乗っている感覚。ぺたっと当てると此処が感じ取れない。反応が悪くなるから息を強くスピードをつけないといけなかったり、息を吐く時に身体のエネルギーがエキストラに必要になる。

一点においての物理的な力は同じでも、高音と低音をコントロールする、高音を持続させる上ではマウスピース側からのみ力をかけるのとはその完成度が決定的に違う。音が鳴るって感覚の中では唇の存在は感じない位の方が上手く行くけど、マウスピース〜楽器と身体の接点を上手くコントロールするには唇のセンサーを繊細に保つ事が必要で、繊細さを保つ為には繊細にマウスピースを当てないと判らない。結果的に軽く乗せる事になる。
そして、繊細に当てる為には身体側の準備〜特に呼吸とそれを自然に引き出す身体のポジションが出来てないと上手く行かない。実はプレスそのものよりこちらの方がポイント。こちらが上手くいけばプレスは自然と軽くなる。軽くなるものを強くしようとするのは〜実は何年もの間何回も色んな状況で試したけど、ただの一度も上手く行かなかった。

プレスだけで無くて力や動きは一方向でなく常に反対方向へもバランスを取って働く。

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